2026年4月下旬、米グーグルが発表した第8世代の独自AI半導体「TPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)」は、AIインフラの主戦場が「推論」へと決定的に移ったことを物語る、象徴的な一手となった。学習用の「TPU 8t」と推論用の「T…
新章を開くアップル、時価総額4兆ドル帝国に新体制 次期CEOターナス氏が挑むAIと製品の再定義 クック氏の経営基盤を継承、地政学リスク下で進める供給網の米国回帰と音声知能の刷新
米アップルは4月、経営トップの刷新を発表した。15年にわたり最高経営責任者(CEO)を務めたティム・クック氏が会長に退き、後任にはハードウエアエンジニアリング責任者のジョン・ターナス氏が就く。創業50周年の節目に発表された今回のトップ人事…
アマゾン・アンソロピック巨額提携の真相、AI覇権争いは計算資源と政治が交錯する総力戦へ 15兆円超の投資で演算不足を解消、連邦政府の締め出しに対抗する専有基盤
2026年4月下旬、米アマゾン・ドット・コムがAI新興の米アンソロピックに対し、最大250億ドル(約4兆円)に達する追加出資を打ち出した。この提携は、単なる資金援助の域を超え、AIの開発基盤とサプライチェーン(供給網)を自社陣営に固定化し…
時価総額世界一の光と影、エヌビディアが「創業の志」よりAIの利を選んだ代償 「ゲーマーのためのNVIDIA」は死んだのか、ファンや制作現場から漏れ出す不信の正体
米エヌビディア(NVIDIA)が、AI分野への急速な傾斜を強めている。その一方で、長年の成長を支えてきたゲーミング市場との間に深刻な溝が生じている。米CNBCは先ごろ、「エヌビディアがAI向け製品を優先するあまり、ゲーマーを『置き去り』に…
アマゾン、AIエージェントで創薬効率化 予測と実験統合の「ラボ・イン・ザ・ループ」実装本格化 生物学的基礎モデルをノーコードで活用、小児がん治療薬の開発期間を大幅短縮
米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が4月中旬に発表した創薬支援アプリケーション「Amazon Bio Discovery(アマゾン・バイオ・ディスカバリー)」の運用が本格化している。発表から1カ月が経過し、計算生物学の専門知識を持たな…
メタ、デジタル広告市場で初のグーグル超えへ AIによる運用効率化と短尺動画が成長を牽引 SNS基盤が検索を圧倒し3強の集約進む 巨額設備投資で次世代覇権を争う
デジタル広告市場で長年続いてきた米グーグルの独走態勢に、大きな変化の兆しが見えている。米調査会社のイーマーケターがこのほど公表した予測によると、2026年末までに米メタのデジタル広告売上高が、世界と米国のいずれにおいてもグーグルを上回る見…
米アマゾン、新車販売「最後の大物」市場へ攻勢 対象ブランド拡充し全米130都市超に展開 220兆円規模の商圏へ切り込み、広告収入の多角化と先進技術で顧客体験を刷新
米ネット通販大手アマゾン・ドット・コムが4月中旬、自動車販売サービス「Amazon Autos(アマゾン・オートス)」の対象ブランドを大幅に拡充した。これまでの現代自動車(ヒョンデ)やフォード・モーターに加え、SUBARU(スバル)、マツ…
アップル、最高益圏でバトンタッチへ iPhone 17と投資規律を保つAI戦略の行方 驚異の粗利益率49.3%、際限なき軍拡競争とは一線を画す独自路線の輪郭
米アップルの2026会計年度第2四半期(1~3月期)決算は、最新「iPhone 17」シリーズの爆発的なヒットを背景に、成長加速を改めて印象づける内容となった。売上高は前年同期比16.6%増の1111億8400万ドル(約17兆3700億円…
アマゾン、1~3月期純利益77%増で最高益 AI需要でAWS再加速 年間32兆円の巨額投資が本格始動、自社開発チップをメタが採用
米アマゾン・ドット・コムの2026年第1四半期(1~3月期)決算は、売上高が前年同期比17%増の1815億1900万ドル(約29兆800億円)となり、1~3月期として過去最高を更新した。増収率は4四半期連続で2桁を達成している。純利益は、…
アンソロピックの強力AI「ミュトス」が投じた波紋、サイバー攻防はAI対AIの新局面へ 米当局が大手銀にリスク警告 インフラ保護へ向けた国際的枠組み構築が急務
4月初旬、米新興アンソロピックが試験公開した新型AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」は、産官学の各方面に大きな衝撃を与えた。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米ホワイトハウス高官らが、最新のAIモデ…