米エヌビディア(NVIDIA)が、AI関連企業への出資を加速させている。2026年5月、同社は米コーニングや豪アイレン(IREN)への大規模な投資や権利取得を相次いで公表した。今年に入ってからの投資確約額は、既に400億ドル(約6兆400…
アップル、インテルに半導体生産を委託 先端供給網の米国内回帰と供給源分散の狙いを探る TSMC依存の弊害打破、18Aプロセスの安定やテラファブ計画の成否
2026年5月初旬、米アップルと米インテルが半導体の受託生産(ファウンドリー)に関する暫定合意に達した。この提携は、先端品の供給網を米国内へ回帰させようとするトランプ米政権の強い要請が結実したものだ。合意から約3週間が経過し、この提携が持…
AIインフラの「垂直統合」加速 アンソロピックとスペースX提携が示す演算資源の自給体制と開発の自律性 19兆円規模の工場や軌道上基地、6月中旬に迫る上場の真価を占う試金石
AI開発の競争軸が、モデルの知能指数から演算資源の確保へと移っている。5月上旬、米新興アンソロピックと、イーロン・マスク氏率いる米スペースXが、計算資源の独占利用を含む大規模な提携を発表した。これは、地上の物理的制約を資本力で突破しようと…
アマゾン、巨大物流網の「外販」を本格化 次なる収益の柱はサプライチェーンか 調達から配送まで一貫代行、B2B市場の攻略で米運輸大手の脅威に
米アマゾン・ドット・コムが、自社の巨大な物流ネットワークをあらゆる企業に開放する「アマゾン・サプライチェーン・サービス(ASCS:Amazon Supply Chain Services)」を開始してから約3週間が経過した。5月4日の発表…
中国AI業界の「ホテル・カリフォルニア」化と国家の壁 当局が米メタに突きつけた買収取引の解消命令 「精算はできても中国を立ち去れぬ」北京の冷徹な強権、知能の自給自足を図る独自路線の実態
4月下旬、中国当局が米メタによるAI企業「Manus(マナス)」の買収を阻止した。この一件は、AI覇権を巡る国家の介入が新たな局面に入ったことを示唆している。発表から約1カ月が経過し、改めてこの事象が突きつけた「国家の壁」の厚さが浮き彫り…
AI覇権はインフラの「実行力」へ エージェント台頭が促すCPU再評価と、巨額資本が挑む電力の壁 推論のコスト効率を究める最適化、収益性と持続性の両立が命運分ける試金石
2026年4月下旬、生成AI市場の勢力図を塗り替える2つの大きな動きが相次いだ。米グーグルによる米アンソロピックへの最大400億ドル(約6兆3500億円)の追加出資と、米メタによる米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の独自半導体採用であ…
エヌビディア、純利益3.1倍で最高益更新 「エージェント型AI」で成長加速 売上高初の800億ドル突破、次世代「ベラ・ルービン」で覇権維持へ
米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が発表した2027会計年度第1四半期(2026年2〜4月期)決算は、売上高が前年同期比85%増の816億1500万ドル(約12兆9600億円)だった。四半期として初めて800億ドルを超え、12四半期…
グーグルAI半導体、「推論」重視へ転換 垂直統合モデルで挑む次世代インフラの可能性 用途別設計で効率を向上、物理的制約に適応する最新アーキテクチャーの狙い
2026年4月下旬、米グーグルが発表した第8世代の独自AI半導体「TPU(テンソル・プロセッシング・ユニット)」は、AIインフラの主戦場が「推論」へと決定的に移ったことを物語る、象徴的な一手となった。学習用の「TPU 8t」と推論用の「T…
新章を開くアップル、時価総額4兆ドル帝国に新体制 次期CEOターナス氏が挑むAIと製品の再定義 クック氏の経営基盤を継承、地政学リスク下で進める供給網の米国回帰と音声知能の刷新
米アップルは4月、経営トップの刷新を発表した。15年にわたり最高経営責任者(CEO)を務めたティム・クック氏が会長に退き、後任にはハードウエアエンジニアリング責任者のジョン・ターナス氏が就く。創業50周年の節目に発表された今回のトップ人事…
アマゾン・アンソロピック巨額提携の真相、AI覇権争いは計算資源と政治が交錯する総力戦へ 15兆円超の投資で演算不足を解消、連邦政府の締め出しに対抗する専有基盤
2026年4月下旬、米アマゾン・ドット・コムがAI新興の米アンソロピックに対し、最大250億ドル(約4兆円)に達する追加出資を打ち出した。この提携は、単なる資金援助の域を超え、AIの開発基盤とサプライチェーン(供給網)を自社陣営に固定化し…