米Yahoo!が米国時間3月1日に検索サービス「Yahoo! Search」のAPIを公開した。この取り組みは単なるAPIの公開にとどまらないとYahoo!社は説明している。それはどういうことなのだろう?実際にこのAPIを利用してみるとともに,各種資料や米メディア,関係者のブログなども参照ながら考えてみる。
IEのブログに挙がった5つの不満,Microsoftはどう応える?
これまで「次期OSのLonghornまではIE(Internet Explorer)新版を提供する計画はない」としてきた米Microsoftが突如方針を変えた。2月15日,サンフランシスコで開催されたRSA Confe […]
Solaris 10とSun Gridに復活をかける米Sun,回復の兆しは本物か
「Solaris 10」の無償提供や,オープンソース化計画,そしてCPU/ストレージをグリッドで提供するというサービスなど,このところ米Sun Microsystemsの動きが活発だ。昨年6月に本コラムでSun社のビジ […]
“異色”の5代目CEOは米Intelをどう変えるか
5月に米Intelの新CEOに就任するPaul Otellini氏は、同社で初めて技術畑出身でないCEOとなる。同社は米国時間1月17日に大規模な組織再編を発表したが,この機構改革はOtellini氏の意向が強く働いたものとも言われている。新CEOはIntelをどう変えていこうとしているのだろうか。
安くて小さいMacとiPod,そこには米Appleの巧みな新戦略が
サンフランシスコで開幕したMACWORLD EXPOで,米Apple Computerが各種新製品を発表した。ハードウエアにソフトウエアといろいろあるが,中でも注目を集めているのが,小型のデスクトップ・パソコン「Mac […]
2004年のIT業界を振り返る—PtoP,OSS,検索戦争,和解,買収そしてセキュリティ
米IBMのパソコン事業売却,米Microsoft/米Sun Microsystemsの電撃和解に象徴されるよう,既存の巨大勢力が姿を変える一方,米Googleなどの斬新なアイディア/技術を持った企業が大きく成長,またオープンソースへの支持もかつてないほど高まっており,流れは大きく変化している。今回はそんな2004年を振り返りつつ,最新情報も交えながらレポートする。
誰でも自由にニュースを投稿できる,Wikimediaの新たな試み
誰でも自由にニュースを書いて投稿できる。誰かが書いた記事はいつでも修正/加筆できる!)!)。そんなニュース・サイトがある。米Wikimedia Foundationの「Wikinews」だ。Wikimedia Foundationといえば,自由参加のオンライン百科事典「Wikipedia」の成功が有名だ。WikinewsはこのWikipediaの考え方を踏襲している。コンテンツはすべて無料で著作権フリー。利用しているのはオープンソースのコンテンツ管理システム「Wiki」である。
XML Webサービスで世界中のサイトを支店にする,米Amazon.comのネット戦略
米Amazon.comが,10月4日に発表した「E-Commerce Service 4.0(ECS 4.0)」が興味深い。ECS 4.0はこれまで「Amazon Web Services」と呼んでいたWebサービスの最新版。これを利用することで,同社のWebサイトで販売されているすべての商品情報にアクセスし,自分のWebサイトやアプリケーションに取り込めるようになる。大変人気があるようで,同社によるとSDK(開発者キット)をダウンロードした人の数はすでに6万5000人。多くの開発者が参加し,Amazon社の売上げ増に貢献しているという。今回はAmazon社のWebサービスについてレポートする。
変ぼうする米Adobe,DTPベンダーから電子文書ベンダーへ
米Adobe Systemsの業績が好調だ。10月の終わり,同社は2004会計年度第4四半期の売上高予想を,4億1000万~4億2500万ドルに引き上げた。Adobe社といえば,DTP(Desktop Publishing)という言葉をもたらした企業だが,実は2000年から売上高が停滞していた。業績回復の原動力となったのが,PDFやXMLなどの技術を使った電子文書を企業/政府の情報システムにもたらす製品/サービス「Intelligent Documents事業」である。
米Googleが米Microsoftに突きつけた挑戦状
米Googleが米国時間10月14日に提供開始した「Google Desktop Search(ベータ版)」が米メディアで話題になっている。同ソフトは,ユーザーのパソコン内にある電子メール,Webページ履歴,文書ファイル,インスタント・メッセージングの内容を対象に,一括検索できるというもの。何が便利なのだろうか,また,米メディアは同ソフトの何が危険だと指摘しているのだろうか。