データやアプリケーションは個々の端末のディスク内ではなく,遠く向こうの雲の上から降りてくる――。そんなコンピューティング環境の世界を表した言葉が,“クラウド・コンピューティング”。Googleをはじめ, Yahoo!, […]
好業績を示したGoogle,MS,Appleも,投資家の不安は払しょくできず
米Google,米Microsoft,米Apple,米eBayなど,大手各社の4~6月期決算が出そろった。各社とも大幅な増収増益の好業績。しかし投資家の見方は一様に厳しく,いずれも期待外れという評価が下された。好業績にもかかわらず,各社の株価は値を下げたのだ。
Googleのサービス統合がMSのビジネスモデルを脅かす?!
少し大胆な仮説を立ててみたい。「スパムメールがまん延すると,Microsoftのビジネスモデルが崩れていく」―。筆者の会社のある人物が言い出したことなのだが,あながち否定できない本質を見抜いているのではと考え,本コラムで取り上げることにした。
それぞれの道を選んだかに見えたYahoo!とMS,買収劇に新章の予感
米国時間2008年5月3日,米Microsoftによる米Yahoo!の買収劇は,一応の決着を見た。今回の買収劇に関する海外メディアの記事の量は膨大だった。それら記事の中からいくつか興味深いものを取り上げながら今回の買収劇と今後の行方について考えてみたい。
米国発リッチメディアの潮流,キーワードは「デベロッパー」と「ケータイ」
RIA(Rich Internet/Interactive Application)と呼ばれる,高度な表現力と操作性を持つWebアプリケーションが注目されている。中でも米Microsoftの「Silverlight」,米Appleの「iPhone」,米Google傘下の「YouTube」に見られるここ最近の動きは見逃せない。
Yahoo!は買収されてしまうのか? Microsoftと株主の圧力に苦悩するYang氏
米Microsoftからの突然の買収提案から1週間超を費やし,米Yahoo!がようやく出した結論は“別の道”を探るというものだった。そんな中でも海外メディアはしきりにニュースを伝えている。そこからは,今後考えられる興味深いシナリオがいくつか見えてくる。今回は現時点で注目されている3つのシナリオについて考えてみる。
オープン化に向けて急変する米携帯市場,カギを握るGoogleとVerizonの戦略
前回の本コラムで,米Googleのオープンな携帯電話プラットフォーム「Android」についてレポートしたのだが,その後,米国のモバイル市場の展開がおもしろくなってきた。今回は一連の動向を整理しながら考えてみたい。今,米国の通信業界で何が起こっているのか?
MSが150億ドルと値踏みした新興SNS「Facebook」の魅力
「Facebook」が脚光を浴びている。海外のメディアで連日のように報じられている今話題のソーシャルネットワーキング・サービス(SNS)である(写真1)。Facebookはハーバード大学の学生だったMark Zucke […]
Google以来の大型IPO,今,仮想化のVMwareが熱い
この8月14日,かねてから話題になっていた米VMwareのIPO(新規株式公開)が実施された(関連記事)。初日の終値は51ドル。前日に発表された公開価格29ドルを大きく上回り,ハイテク関連企業としては2004年のGoo […]
なぜ,AppleはWindows版Safariを開発したのか?
米国時間6月11日に開幕した米Appleの開発者向け会議「WWDC(Worldwide Developer Conference)」。今年も同社CEO Steve Jobs氏の基調講演で始まった。「One more thing …」は,同氏が基調講演の終盤に言う,サプライズ発表前の決め台詞。昨年の講演ではこれがなく,期待はずれのWWDCと言われた。しかし今年はそれが復活した。