Tim O’Reilly氏が論文「What Is Web 2.0」を発表したのは昨年の9月。あれからわずか3カ月だが,Web 2.0という言葉はすっかり定着した感がある。しかし一方でその実体がまだよく掴みづらい,というのが現状だ。そこで今回は少し具体例に目を向けながら考えてみたい。
検索に続くもう1つの「GYM戦争」,火花散るWebメール市場
米Google,米Yahoo!,米Microsoftが相次いでWebメール機能を大幅に強化した。3社は検索市場でも鎬を削るライバル関係。Google,Yahoo!,Microsoftの頭文字を並べて「GYM」とも呼ばれる。そのGYMが検索に続くもう1つの市場として,今,Webメールに注力している。
Microsoftのライブ・ソフトウエア戦略はWeb 2.0になれるか?
米Microsoftが新戦略を発表した。Webベースのサービス「Windows Live」と「Office Live」だ。Bill Gates氏はこの”ライブ・ソフトウエア戦略”を「革命」と称した。しかし冷ややかな論調も少なくない。同社やライバル企業がこれまで提供しているものを組み合わせたものに過ぎないというのだ。同社の新戦略について考えてみる。
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インターネットによって世界中のニュースがリアルタイムで読めるようになり,大いに喜んでいたのも束の間,今度はブログが登場し,世界中の人々の日々の文章がいとも簡単に読めるようになった。しかしネットの世界はさらに進化している […]
IEのブログに挙がった5つの不満,Microsoftはどう応える?
これまで「次期OSのLonghornまではIE(Internet Explorer)新版を提供する計画はない」としてきた米Microsoftが突如方針を変えた。2月15日,サンフランシスコで開催されたRSA Confe […]
2004年のIT業界を振り返る—PtoP,OSS,検索戦争,和解,買収そしてセキュリティ
米IBMのパソコン事業売却,米Microsoft/米Sun Microsystemsの電撃和解に象徴されるよう,既存の巨大勢力が姿を変える一方,米Googleなどの斬新なアイディア/技術を持った企業が大きく成長,またオープンソースへの支持もかつてないほど高まっており,流れは大きく変化している。今回はそんな2004年を振り返りつつ,最新情報も交えながらレポートする。
米Googleが米Microsoftに突きつけた挑戦状
米Googleが米国時間10月14日に提供開始した「Google Desktop Search(ベータ版)」が米メディアで話題になっている。同ソフトは,ユーザーのパソコン内にある電子メール,Webページ履歴,文書ファイル,インスタント・メッセージングの内容を対象に,一括検索できるというもの。何が便利なのだろうか,また,米メディアは同ソフトの何が危険だと指摘しているのだろうか。
ブラウザ戦争が再燃? MozillaやFirefoxの人気が急上昇
ここ最近,Webブラウザ関連のニュースが米メディアを賑わしている。「IE(Internet Explorer)ユーザーの減少が止まらない」(米InternetWeek),「ブラウザ戦争が再びやってきた」(米Busine […]
米Microsoftの送信者認証技術「Sender ID」にオープンソース陣営が反発する理由
9月4日,Debian Projectが電子メールの送信者認証技術/規格「Sender ID」を支持しないという声明を発表した。9月2日のThe Apache Software Foundation(ASF)による不支持表明に続く動きである。両者はいずれもオープンソース・ソフトウエア推進団体で,支持できない理由として米Microsoftのライセンス条項などが団体の方針と衝突することをあげている。
米国のニュース収集サイトを活用する
今からちょうど1カ月前のことになるが,米MSNBC.comがニュース収集サービス「MSNBC Newsbot」(ベータ版)のリニューアルを発表した。MSNBC.comは米NBC Newsと米Microsoftの合弁企業。「4800以上のニュース・ソースから,パーソナル化したニュースを提供する」(Microsoft社)というだけあって,使い込んでいくとなかなか便利なツールになりそうだ。しかし実はこれ,米Googleが先に始めていた「Google News」とよく似ている。