今月15日,米Microsoftの会長Bill Gates氏と,米IntelのCEO Paul Otellini氏がThe Wall Street Journal(WSJ)紙に異例の共同寄稿をしたというニュースが報じられ,少しばかり話題になった。ことの発端はその数日前。同じくWSJ紙に掲載された記事である。コラムニストWalter S. Mossberg氏による「ポストPC時代,Appleのデバイス・モデルはPCの手法を打ち負かす」と題するコラム記事。
Macの筐体内に”Wintel”,驚き・悲しみ・喜びの「Boot Camp」
青天の霹靂—。 「Apple自ら」が正式にMacへのWindows導入を支援するというわけである。このことはすぐさま一般紙でも大きく報じられ,ユーザーの動揺や興奮が伝えられた。折しも,Macファン・サイト […]
MySQL vs Oracle,買収合戦の行方
ここのところオープンソース企業を巡る話題が絶えない。とりわけスウェーデンMySQL ABに関する話題が多い。同社は2月1日,同社100%出資の日本法人「MySQL株式会社」を設立したと正式発表(関連記事)。13日には, […]
AppleがIntel Macで跳ぶ「その先」とは?
米Apple Computerは1月10日,「MacWorld 2006」で同社初のIntelプロセサ搭載Macintoshを発表した。Appleが狙うものは何だろうか。それはその5日前,ホーム・ネットワークの技術基盤「Viiv」や新たなスローガン「Leap ahead(さあ,その先へ。)」を発表したIntelが目指すところとも重なって見える。
躍進するSkypeに立ちはだかる難題—既存事業者,ライバル,規制,そして買収
ルクセンブルクSkype Technologiesの躍進が続いている。この8月末に2周年を迎え,ソフトウエア「Skype」のダウンロード件数は1億5000万を突破した。9月1日にはドイツ第3位の携帯電話事業者E-Plu […]
米AMDがIntel訴訟で大規模なキャンペーンを展開,その意図はどこに?
米AMDが米国で米Intelを提訴した後,事態は世界に飛び火した。米国での提訴からわずか2日後,日本AMDが,Intel社の日本法人インテルによる違反行為で損害を受けたとして約60億円の賠償請求訴訟を起こした。AMD社は米国で同社の主張を訴える広告を大手新聞に掲載するなど,異例とも言える大規模なキャンペーンを展開している。今回は,AMD社の意図について,米メディアの報道を見ながら考えてたい。
Intelに乗り換えるApple,「開発者の不安」と「Jobs氏の自信」
米Apple Computerが米Intelのマイクロプロセサを採用するという発表を受け,米国のメディアや開発者ニュース・サイト,ブログなどが,さまざまな言葉で驚きを表現している。それもそのはず,これは一般のユーザーにとっては少し期待できる話,古くからのMacintoshファンにとっては大変哀しい話,開発者にとっては複雑な話である。そして当のApple社にとっては,もしもの場合に備えてきた作戦Bの遂行を意味する。
Javaを脅かすPHP,大手テクノロジ企業が続々支持
このところ,米Intelや米IBMやといった大手テクノロジ企業が,イスラエルのZend Technologiesというベンチャ企業との提携を相次いで発表している。米国の大企業が,イスラエルのベンチャ企業に注目する理由は […]
“異色”の5代目CEOは米Intelをどう変えるか
5月に米Intelの新CEOに就任するPaul Otellini氏は、同社で初めて技術畑出身でないCEOとなる。同社は米国時間1月17日に大規模な組織再編を発表したが,この機構改革はOtellini氏の意向が強く働いたものとも言われている。新CEOはIntelをどう変えていこうとしているのだろうか。
米国IT業界は回復すれども,職は海外へ流出
2003年も残すところ数日となった。思えば今年の初め,IT業界について大きな懸念があった。イラク戦争やSARSの影響から,業界の景気回復などは当分見込めないと言われていたからだ。しかし,最近の記事では,IT業界の本格的な回復を予見させるものが増えてきた。だが,今の米国経済には1つだけ大きなウイーク・ポイントがあると言われている。IT関連の雇用が海外へ流出し,いっこうに止まらないという問題である。