3月31日の早朝、米シリコンバレーのアップル本社「アップルパーク」に、半世紀の節目を祝う鐘が響いた。創業50周年を翌日に控えたこの日、ティム・クックCEO(最高経営責任者)が鳴らしたナスダック市場のオープニングベルは、iPhoneメーカー…
アップルが米国供給網を強化 TDKなど4社追加で投資加速、次世代AIの「実利」を狙う
米アップルは3月下旬、同社の「アメリカン・マニュファクチャリング・プログラム(AMP)」に、新たに4社が参画すると発表した。2030年までに計4億ドル(約630億円)を投じ、重要部品の国内生産体制を強化する。この動きは、地政学リスクへの対…
オープンAI、動画生成「Sora」撤退の深層 実用性と収益重視へ戦略再定義
米オープンAIによる動画生成AI「Sora(ソラ)」の提供終了という突然の発表から2カ月半が過ぎた。当初は「AIによる映像革命」とまで期待された同技術が、わずか半年余りで市場から姿を消した意味を、改めて考えてみる。熱狂が一段落した今、浮か…
「AIエージェント」が促すCPU再定義、アームの自前半導体開発と垂直統合 ソフトバンクG戦略の結実
ソフトバンクグループ(SBG)傘下の英アーム(Arm)が先ごろ発表した同社初の自社開発半導体は、AI(人工知能)計算基盤における構造変化を鮮明にした。同社はこれまで回路設計図(IP)の供与を主軸としてきたが、自らチップの設計・販売に乗り出…
アンソロピックの強力AI「ミュトス」が投じた波紋、サイバー攻防はAI対AIの新局面へ
4月初旬、米新興アンソロピックが試験公開した新型AIモデル「Claude Mythos(クロード・ミュトス)」は、産官学の各方面に大きな衝撃を与えた。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、米ホワイトハウス高官らが、最新のAI(人…
検索対策の「黄金律」がAIで崩壊、SEOはキーワードから「信頼」の争奪戦へ 口コミサイトの影響力増大
ウェブサイトの検索順位を上げるための「検索エンジン最適化(SEO)」の定石が、生成AIの普及により根底から覆されようとしている。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)は、企業による検索対策の鍵となるものが従来の「キーワード」から、第…
AIの電気代は誰が支払うのか トランプ政権の「料金支払者保護」と巨大インフラを巡る巨額投資競争の行方
3月中旬、AIの急激な普及に伴う電力消費の増大と、それに伴う消費者に対する電気料金高騰を巡る議論が米国で大きな山場を迎えた。ドナルド・トランプ米大統領は主要AI企業の幹部をホワイトハウスに招集した。この会合で、AIインフラを構築するハイパ…
アップル、メモリー高騰下で「攻め」の価格戦略 競合の苦境をシェア拡大の好機に
米アップルが3月上旬に発表した新型の入門モデル「iPhone 17e」と「MacBook Neo」の戦略的な価格設定が、市場に波紋を広げている。部材コストが急騰する中、あえて価格を据え置くことで、値上げを余儀なくされる競合他社からシェアを…
グーグル、エヌビディアのAIチップ支配に巨額資金で挑戦 外部パートナー支援でTPU市場を拡大
米グーグルが、自社開発のAI半導体「TPU(Tensor Processing Unit)」の普及に向けた攻勢を強めている。同社は強大な資金力を背景に、外部パートナーへの財務支援を拡大し、市場を独占する米エヌビディア(NVIDIA)に対抗…
大量流出は「空騒ぎ」だったのか TikTok米国事業、安定推移が示すプラットフォームの強靱性
今年1月、中国の字節跳動(バイトダンス)から米国資本主導の新会社へと運営が移管された動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」。移管直後にはユーザーの大量流出が懸念されたが、運営開始から100日が経過した現在、その利用状況は驚くほど…