日本がお盆休みだった先週一週間,米メディアを連日賑わしていた企業がある。米AOL Time Warnerである。会計処理問題,責任者の退任,経営幹部の人事異動と同社にまつわる話題は尽きない。今週に入ってからは,販売した商品を同じ条件で買い戻す「往復取引」(round-tripping transaction)の疑惑も浮上している。これら一連の報道は,折しも決算の正確性を証明する宣誓書の提出時期と重なった。
企業の広告戦略は検索サイトで? 気になる“検索エンジン・マーケティング”
検索サイトで,例えば「ニュース翻訳」と入力しても筆者の会社のサイトはなかなか出てこない。ところが,ある処理を施すと検索結果ページの1ページ目に出てくる!)!)そんな技術を米国では「Search Engine Optimization」,略して「SEO」と呼んでいる。日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」あるいは「サーチ・エンジン最適化」になる。
ついにあの“インターネットの名門”までも!)!)米ISP御三家,最後の1社も窮地に
米国でISPの“御三家”,あちら風に言えば“ビック・スリー”は,PSINet社,UUNet Technologies社,そしてBBN社だった。そのPSI Net社は昨年6月に破綻。UUNet社は親会社,米WorldComとともにこの7月21日,破産申請するに至った。WorldComによる史上最大の倒産劇の衝撃も冷めやらぬ中,今度は残る1社の旧BBN社,今の米Genuityが危機に瀕しているというニュースが飛び込んできた。
ついにアップルも! 避けられないネット・サービスの有料化
これまで無料で提供してきたネット・サービスを今秋からブランド名を変えて,有料にする――先週ニューヨークで開催された「Macworld New York 2002」で米Apple ComputerのSteve Jobs氏 […]
「Webの標準技術に特許料を認めるか?」!)!)W3Cを舞台に激論続く
「標準仕様となった技術を使うのに特許料を払わなくていけないのか?」――HTMLなどのWeb関連の業界標準を定めるW3C(World Wide Web Consortium)が,特許料をめぐる論議で揺れている。ちょうどこ […]
注目集める企業情報ポータル
“EIP”という用語をご存じだろうか? EIP(Enterprise Information Portal)とは一言でいえば,「社員向けのマイ・ポータル」のことである。ひところは「BtoE(企業-従業員間)ポータル」と呼ばれていたこともあったが,今ではこのEIPの方が一般的になっている。EIPは日本では「企業情報ポータル」と直訳されているが,これを縮めて「企業ポータル」と呼ぶことも多い。
世界経済を揺るがす米ワールドコムとはどんな企業だったのか
6月25日に粉飾決算が発覚した米WorldComのニュースが連日報じられている。この問題を引き金にしてWorldCom社は現在,資金調達が困難な状況に直面している。場合によってはチャプター11(米連邦破産法11条:日本の会社更生法に相当)の適用申請に追い込まれるのではないかとも言われている。
なぜ米国ではDSLが普及しないのか?
先ごろ総務省がまとめた統計によると,日本におけるDSL(Digital Subscriber Line)サービスの加入者数はこの5月末で300万人超となった。昨年末時点では150万超だったので,わずか5カ月で倍増したことになる。つまりここ最近の日本ではDSLの加入者数が,なんと1カ月に30万人,1日にして1万人のペースで増え続けているのである。
今秋登場のタブレットPC,あなたは「買い」?
「来週,ニューヨークで開かれるイベントで米MicrosoftがタブレットPC用OSの最新版を披露する」――つい先日,米メディアでこのような報道が流れた。そのイベントとは6月25~27日の「TECHXNY」。なじみのない […]
“夢の録画機”PVRに見る米国ベンチャーの活力と挫折
「せっかくのワールド・カップも勤務時間中でテレビを見られない!」。そんな人の中にはテープではなく,ハードディスクやDVDに記録するビデオ・レコーダーを新たに買い求めた人もいることだろう。米国では,こうした装置はPVR( […]