9月下旬、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が、対話AI「Chat(チャット)GPT」で知られる米オープンAIに対し、最大1000億ドル(約15兆円)を投じる戦略的提携を発表した。AI開発の中核を担う半導体メーカーと、その応用をリー…
揺らぐアメリカの「頭脳集積地」、トランプ大統領の就労ビザ変革、米IT業界に転換迫る 「米国人雇用」の狙い、世界規模で高度人材の流れ変容へ
トランプ米大統領が9月下旬、高度技能を持つ外国人向けの就労ビザ「H-1B」に10万ドル(約1500万円)という高額な手数料を課す大統領令に署名してから約3週間が経過した。当初「年額」とされた手数料は、後にホワイトハウスが「申請時の一度限り…
アマゾン、出品者に「AI参謀」提供―「エージェント型」が在庫管理から広告制作まで代行、業務のあり方再定義 煩雑な作業を任せ、人は価値創出に集中する新モデル
米アマゾン・ドット・コムは9月中旬、同社のECプラットフォームを利用する数百万の独立系出品者に向け、新たなAIアシスタントツール「セラーアシスタント」を発表した。単に質問に答えるだけでなく、出品者に代わって事業運営の一部を自律的に実行する…
米テック大手、英国にAI投資6兆円超 トランプ氏訪英で蜜月、欧州の覇権争い本格化 両首脳の狙いと巨大ITの戦略が交錯、技術同盟で新たな秩序へ
米国の巨大テック企業が英国への大規模な投資を相次いで表明し、欧州におけるAI開発の主導権争いが新たな局面を迎えた。9月中旬、ドナルド・トランプ米大統領の国賓としての英国訪問に合わせ、米マイクロソフト、米グーグル、米エヌビディア、米オープン…
中国Eコマース大手3社、「即時小売」覇権争いの代償 – 消耗戦の先に描く成長戦略と規制の影 「独身の日」控え再燃する価格競争、各社の次の一手は
中国のEコマース(EC=電子商取引)市場が、新たな消耗戦の様相を呈している。消費者が注文してから1時間以内に商品が届く「即時小売(インスタント・リテール)」――。この急成長市場の覇権を巡り、①アリババ集団、②京東集団(JDドットコム)、そ…
アマゾン傘下Zoox、ラスベガスでロボタクシー始動―ハンドルなしの専用車両で市場参入、グーグル系追撃へ 独自設計で快適移動を追求、安全性と信頼獲得が事業成功のカギ
米アマゾン・ドット・コム傘下の自動運転開発企業、米ズークス(Zoox)が先月10日、米西部ネバダ州ラスベガスで一般向けのロボタクシーサービスを開始した。2020年の、アマゾンによるM&A(合併・買収)から5年を経ての市場参入となっ…
Google Cloud、AI収益化を本格化 受注残高16兆円、Alphabetの新たな成長エンジンへ 検索事業に次ぐ収益の柱へ期待、ライバルも顧客に取り込む強かな戦略
米グーグルのクラウド事業「Google Cloud」が、AIブームを追い風に急成長を遂げている。9月上旬、同事業の責任者が、未計上の契約受注残高(backlog)が1060億ドル(約16兆円)に達し、今後2年間で少なくとも580億ドル(約…
ロボタクシー覇権争い、鮮明になる2つの道筋 テスラ「AI革命」か、ウェイモ「着実な拡大」か 速度を求める挑戦者と安全を重んじる先駆者、未来示す思想の違い
米国の自動運転業界では、未来の都市交通の主導権を巡る巨大テック企業間の競争が新たな局面を迎えている。中でも特に、電気自動車(EV)大手の米テスラと米アルファベット傘下のウェイモが展開するロボタクシー(完全自動運転タクシー)事業で、両社のア…
国産化の号令が現実に、中国がNVIDIA製AI半導体を全面禁止 「国産で代替可能」と判断、技術自立へ最終段階 9月上旬の「NVIDIA渇望」から一転、綱引きに終止符 米中技術覇権の断層は決定的に
9月中旬、米中間の技術デカップリング(分断)を象徴する動きがあった。中国の国家戦略と民間企業のビジネス合理性の間で続いてきた綱引きに、中国政府が終止符を打ったのだ。9月17日、英フィナンシャル・タイムズ(FT)は、中国の規制当局がアリババ…
TSMC中国工場に米輸出規制強化の影響、韓国サムスン・SKにも 「VEU優遇」撤回の意味 サプライチェーン再編の引き金、台韓各社の中国戦略に制約
半導体受託製造(ファウンドリー)世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は9月初旬、自社の中国・南京工場向け米国製製造装置に適用されてきた輸出優遇措置が、撤回されると明らかにした。米政府からの通知に基づくもので、今年末の失効後は装置ごとに…