Tim O’Reilly氏が論文「What Is Web 2.0」を発表したのは昨年の9月。あれからわずか3カ月だが,Web 2.0という言葉はすっかり定着した感がある。しかし一方でその実体がまだよく掴みづらい,というのが現状だ。そこで今回は少し具体例に目を向けながら考えてみたい。
AppleがIntel Macで跳ぶ「その先」とは?
米Apple Computerは1月10日,「MacWorld 2006」で同社初のIntelプロセサ搭載Macintoshを発表した。Appleが狙うものは何だろうか。それはその5日前,ホーム・ネットワークの技術基盤「Viiv」や新たなスローガン「Leap ahead(さあ,その先へ。)」を発表したIntelが目指すところとも重なって見える。
2005年のIT業界,それは「新時代最初の10年の中間点」
年の瀬も押し迫ってきた。新聞/雑誌など各メディアがこの1年間をまとめた特集を組み,政治/時事ニュースを振り返っている。そこで本コラムでも2005年のIT業界を振り返ってみたい。今年1年,私たちIT業界には何が起こったのか。また2006年へどうつながっていくのか。
検索に続くもう1つの「GYM戦争」,火花散るWebメール市場
米Google,米Yahoo!,米Microsoftが相次いでWebメール機能を大幅に強化した。3社は検索市場でも鎬を削るライバル関係。Google,Yahoo!,Microsoftの頭文字を並べて「GYM」とも呼ばれる。そのGYMが検索に続くもう1つの市場として,今,Webメールに注力している。
恐るべき可能性?それとも使い道がない?議論を呼ぶ新サービス「Google Base」
米国11月15日の遅い時間,かねてから噂になっていた「Google Base」が公開された。「とてつもない可能性を秘めているのではないか」,「おもしろいが,まだ使う必要性が思いつかない」と,Google Baseはさまざまな議論を呼んでいる。今回は各種メディアの情報を見ながらこのサービスについて考えてみたい。
Microsoftのライブ・ソフトウエア戦略はWeb 2.0になれるか?
米Microsoftが新戦略を発表した。Webベースのサービス「Windows Live」と「Office Live」だ。Bill Gates氏はこの”ライブ・ソフトウエア戦略”を「革命」と称した。しかし冷ややかな論調も少なくない。同社やライバル企業がこれまで提供しているものを組み合わせたものに過ぎないというのだ。同社の新戦略について考えてみる。
「Web 2.0」を知っていますか?
「Web 2.0」という言葉をご存じだろうか。 「2.0」とは第2世代という意味。ここ最近,Webの世界が従来とは少し違った動きをしており,Ajax(関連記事)をはじめとする新しい手法がどんどん登場している。インター […]
これは使える! ITプロにうってつけの無料英語学習ツール
インターネットによって世界中のニュースがリアルタイムで読めるようになり,大いに喜んでいたのも束の間,今度はブログが登場し,世界中の人々の日々の文章がいとも簡単に読めるようになった。しかしネットの世界はさらに進化している […]
活気づくブログ検索市場,米Googleの新サービス「Blog Search」を検証
米Googleが米国時間9月14日,ブログ検索サービス「Blog Search」を始めた。しかしこの分野では米Technoratiなどの新興企業が先にサービスを展開しており,その技術にも定評がある。はたしてGoogle社は新市場にどう挑むのか。またGoogle社の参入で業界に変化がもたらされるのか。
躍進するSkypeに立ちはだかる難題—既存事業者,ライバル,規制,そして買収
ルクセンブルクSkype Technologiesの躍進が続いている。この8月末に2周年を迎え,ソフトウエア「Skype」のダウンロード件数は1億5000万を突破した。9月1日にはドイツ第3位の携帯電話事業者E-Plu […]