米Googleが中国政府に強いられてきた自己検閲を停止し、波紋を広げている。Googleと当局の交渉は、ともに一歩も譲歩の姿勢を示さず、ついにGoogleが奇策に転じた。そうした中、ドメイン名登録最大手の米Go Daddyも当局に反発、「.cn」の新規登録を中止すると発表した。同社顧客へのサイバー攻撃も明らかになった。
Googleへの監視を強化する世界の規制当局、ついに欧州委員会も動く
米Googleのサービスを巡って、世界の規制当局が監視の目を光らせている。Googleは米国時間2010年2月23日、同社検索サービスの商慣行について欧州の企業3社が苦情申し立てを行ったことを欧州委員会(EC)から通知されたと発表した。欧州委員会は競争法担当と緊密に協力して調査を進めていく意向だ。
賛否両論の「iPad」、目指すのは究極のメディア消費デバイス
米Appleが米国時間2010年1月27日に発表した新型デバイス「iPad」をめぐって、ネット上で議論が巻き起こっている。iPadは、iPhone OSを搭載しており、Mac OS Xのアプリケーションが動作するMacintoshではない。期待はずれとの意見も多く、ネットでは発表から1週間以上たった今も混乱が続いている。
「スマートフォン」「タブレット」「電子書籍」「スマートブック」、CESの話題で分かる2010年の新潮流
毎年1月初旬に開催される家電の国際見本市「CES(Consumer Electronics Show)」。今年は7~10日に開催され、盛況に終わったようだ。例年このタイミングに合わせて各社が新製品のプロトタイプなどを一斉に披露するが、今年は米Googleが米国時間1月5日に米国で販売を開始したスマートフォン「Nexus One」の話題で持ちきりだった。
広がるTwitterのビジネス利用,本家の収益モデルはいかに?2010年は収穫の年
この年末商戦,米国の小売業者はミニブログの「Twitter」を大いに活用して販売活動を展開しているとNew York Timesが報じている。米国では感謝祭翌日のブラック・フライデーから約1カ月間が1年で最も消費が盛ん […]
米で本格回復か!Amazon株空前の急騰,MSは「7」好調で年末商戦に期待
10月の中旬から下旬にかけて主要企業の業績報告が相次いだ。米Microsoft,米Intel,米Googleといった大手の2009年7~9月期決算が出そろった。なかでも驚きの好業績を報告したのは米Amazon.com。同社の売上高は前年同期比28%増の54億5000万ドルとアナリスト予想を約4億ドル上回った。最終利益は同68%増の1億9900万ドル。世界100カ国以上に向けて販売開始した電子書籍リーダー「Kindle」が好調で,今やAmazon.comの取扱商品の全カテゴリーで最も売れる商品になっている。
Googleの書籍デジタル化和解案が頓挫,合意内容見直しで新たな局面へ
米Googleの書籍全文検索サービス「Google Book Search」をめぐる集団訴訟の和解案が最終局面で頓挫した。ニューヨーク州南部地区連邦地方裁判所は2009年9月24日,予定されていた公聴会の延期を決定した。この和解案はGoogleと,原告側である米国の作家団体Authors Guildおよび米国出版者協会(AAP:Association of American Publishers)が2008年10月に合意していたもの。連邦民事訴訟規則によって集団訴訟の和解は当事者同士だけでは行えず,裁判所の承認が必要となる。そのための公聴会が2009年10月7日に予定されていたが,ここに来てさまざまな反論が世界中から巻き起こった。
Appleはなぜ好調なのか?うわさのタブレットとは?
ネットブックが引き起こしたパソコン市場の価格下落も影響し,米HP(Hewlett-Packard)や米Dellなどパソコン大手の業績は不振だった。各社は低迷するパソコン分野の収益悪化を補うべくモバイル分野への進出を図っ […]
Microsoftはどこへ行く?
Microsoftが過去最悪の決算を報告,GoogleがChrome OSを発表し,MicrosoftとYahoo!はついに提携。トッププレーヤ各社の動きは絡み合い,業界に構造変化が起こる。09年7月に何があったのか――。
一夜にして新たなソフト市場が誕生,開発者も大興奮の「App Store」
ネット・サービス「MobileMe」の相次ぐ不具合やiPhone 3Gのサービス品質問題,iPod nanoの過熱事故など,このところトラブル続きで,ネガティブな話が多いAppleだが,筆者はこれらとは少し違う話に興味 […]