米テクノロジー大手であるマイクロソフトとメタの2026年4~6月期決算が出そろった。AI需要の拡大を追い風に主力事業の売上高は両社とも順調に伸びたが、損益面では明暗が分かれた。マイクロソフトは主力クラウド「Azure」の好調と「Copil…
EUの子どもSNSアクセス制限方針、利便性と社会的責任のはざまで揺れるテック大手 独自認証アプリの試験運用進むも、AI広告の収益化モデルに矛盾の影
欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は7月中旬、子どもの心身に与える悪影響を防ぐため、加盟国全域でSNSの利用制限を導入する方針を示した。子どもの安全確保を巡り、利用方法を年齢層ごとに変える制度案を今秋にも提示する。フォンデアライエ…
ジョブズ氏の「熱核戦争」再び、アップル対オープンAI訴訟にみる「ポストスマホ」の覇権争い 元幹部を通じた製造ノウハウ流出の疑惑とターナス新CEOへの時間稼ぎ
米アップルが対話型AI「Chat(チャット)GPT」を運営する米オープンAIを相手取り、営業秘密の不正流用で提訴した。米連邦地裁への申し立てから半月余りが経過し、今回の法廷闘争が持つ本質的な意味が浮かび上がってきた。それは単なる情報流出問…
アップル、ブロードコムと300億ドル契約 法的不確実性の排除と供給網の米国回帰へ 政治的リスクへの備え、新体制に託されるコスト制御
米アップルは7月上旬、米半導体大手ブロードコムと、総額300億ドル(約4兆9000億円)を超える複数年の設計・開発・製造契約を締結したと発表した。アップルにとってこの合意は、スマートフォン向け無線部品の国内調達を安定させ、地政学リスクや関…
アルファベット、純利益4倍の1121億ドルで過去最高 AI投資拡大で株価下落 通年設備投資2000億ドル規模へ、キャッシュフロー赤字を市場が懸念
米グーグルの持ち株会社である米アルファベットの2026年4~6月期決算は、売上高、純利益ともに過去最高を更新した。売上高は前年同期比24%増の1197億9600万ドル(約19兆5400億円)となり、4四半期連続の1000億ドル超えを達成し…
米中政府の「AI囲い込み」が招く2つのリスクとは コスト高騰と供給網遮断に揺れる企業戦略 オープンウェイトモデルの自社運用により、開発継続性と安全確保を最優先
AIの技術覇権を巡り、米中双方が規制による技術の囲い込みを強めている。7月上旬にかけて、中国政府が自国の最先端モデルに対する海外からのアクセス制限を検討していることが明らかになった。一方、米企業の間では、米国製モデルの利用料高騰に対処する…
マイクロソフトが断行した「選択と集中」、ゲーム部門再編の背景とAI投資シフトの深層 サブスクの伸び悩みや部材高騰に直面、稼ぐ力の底上げと組織再定義
米マイクロソフトは7月初旬、大規模な人員削減とゲーム部門「Xbox」の再編を発表した。従業員の約2.1%に当たる約4800人の削減を進め、Xbox部門の全従業員の2割に及ぶ3200人を削減対象としている。傘下にある複数のゲーム開発スタジオ…
AI実装は「常駐支援」の時代へ アマゾンとマイクロソフトが計35億ドル投じる「FDE」とは? 背景にある顧客の「特定モデル依存」への警戒感と自走への課題
米アマゾン・ドット・コム傘下のAWS(アマゾン・ウェブ・サービス)と米マイクロソフトは、法人顧客へのAI実装を直接支援する専門組織の設立を相次ぎ発表した。両社が投じる資金は合計で35億ドル(約5700億円)に上る。背景には、AI基盤モデル…
アマゾン、インド「7.8兆円」投資の光と影 半年で巨額投資上積み、自動化と雇用の行方 成長市場で巨大テックが覇権争い、インフラ負荷と不透明な就業機会
米アマゾン・ドット・コムは先月下旬、インドにおけるAI、およびクラウドインフラの拡張に向け、130億ドル(約2兆1100億円)を追加投資すると発表した。これにより、2026年から2030年までの同国への投資総額は480億ドル(約7兆800…
「AI利用料が人件費超え」の危機に直面、企業はコスト管理とモデル自動振り分けへ急旋回 従量課金への移行で予算枯渇を警戒 安価な中国製シフトやエージェント制御を本格化
生成AIの企業導入が進むなか、急増する「トークン」の利用コストを抑制する動きが本格化している。6月下旬、米調査会社ガートナーによる予測の公表や、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)などの報道が相次いだ。これらは、自律的に業務を遂行…