株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月7日

欧州委、FBとインスタ調査、「ウサギの穴効果」懸念 違反すれば制裁金、最大世界売上高の6%

2024年5月23日

欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会はこのほど、米メタのSNS(交流サイト)「Facebook」と画像共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」に対する調査を開始すると明らかにした。これらサービスが独自のアルゴリズムを使って子供たちのサービスへの依存的な行動を助長している可能性があると疑っている。巨大IT(情報技術)企業に有害コンテンツなどへの対応強化を義務付ける「デジタルサービス法(DSA)」に違反すると判断されれば、最大で世界売上高の6%の制裁金を科される可能性がある。

「ウサギの穴効果」、問題点とは

欧州委は、FacebookとInstagramのインターフェース設計が、いわゆる「ウサギの穴効果(rabbit-hole effects)」をもたらしているかどうかを調査する。

これは、ネットコンテンツを閲覧している間にユーザーの興味や関心に基づく情報が次々と表示され、容易にやめられなくなる状態を指す。

その由来は、ルイス・キャロル作の児童小説『不思議の国のアリス』とされる。物語の中では、主人公アリスが白ウサギを追いかけて地面にあるウサギの穴に落ち、奇妙で幻想的なワンダーランドへと迷い込む。

SNSにおける「ウサギの穴」の場合、①情報に偏りが生じ、未成年者の関心が狭まる、②本来すべきことに集中できなくなり、時間浪費が増える、③信頼性の低い情報や誤情報に惑わされやすくなる、④常に新しい情報を追いかけることで、不安やストレスを感じやすくなり、メンタルヘルスに悪影響を及ぼす、といったことが問題視されている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「欧州委、FBとインスタ調査、「ウサギの穴効果」懸念 違反すれば制裁金、最大世界売上高の6%」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Meta

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント