先日,米Yahoo!がWidgets実行用のランタイム・エンジン「Konfabulator」を買収したと報じられた。このニュースに注目している業界関係者は少なくない。「(今回の買収は)短期間でYahoo!社の期待に十分応えることになる,みごとな施策」(米SearchEngineWatch.comのChris Sherman氏)。「Konfabulatorの買収でYahoo!社はWebブラウザの枠を超える」(米Washington Postの記事)といった具合だ。KonfabulatorはYahoo!社とってどんな意味をもたらすのだろうか。
米国で注目あびるオープンソース・ベンチャー,大物が参加しVCも積極投資
先日,米Sun Microsystemsの共同設立者であるBill Joy氏が米SpikeSourceの取締役会に加わった。Joy氏はSun社の元チーフ・サイエンティスト。SpikeSource社はオープンソース・ソフトのサービス・ベンダーで,米Oracleで社長/COOを務めたRay Lane氏が2003年に共同設立した会社だ。SpikeSource社はほかにもビッグネームを揃えており,米メディアにも頻繁に登場している。オープンソースのビジネスを手がけるベンチャーに,大物が続々と参加しており,大手ベンチャー・キャピタルも積極的に投資を行っている。果たしてそんなに大きなビジネスチャンスがあるのだろうか。
米AMDがIntel訴訟で大規模なキャンペーンを展開,その意図はどこに?
米AMDが米国で米Intelを提訴した後,事態は世界に飛び火した。米国での提訴からわずか2日後,日本AMDが,Intel社の日本法人インテルによる違反行為で損害を受けたとして約60億円の賠償請求訴訟を起こした。AMD社は米国で同社の主張を訴える広告を大手新聞に掲載するなど,異例とも言える大規模なキャンペーンを展開している。今回は,AMD社の意図について,米メディアの報道を見ながら考えてたい。
オープンソースになったSolaris,Sunの狙いと成功への課題
米Sun Microsystemsが米国時間6月14日にOS「Solaris 10」を「OpenSolaris」として公開した。同社は今回のOpenSolaris公開を機にSolarisへの関心がますます高まると期待しているという。しかし,米メディアを見てみると懐疑的な見方も多い。今回は各種の米メディア情報などを見ながらOpenSolarisについてレポートする。
Intelに乗り換えるApple,「開発者の不安」と「Jobs氏の自信」
米Apple Computerが米Intelのマイクロプロセサを採用するという発表を受け,米国のメディアや開発者ニュース・サイト,ブログなどが,さまざまな言葉で驚きを表現している。それもそのはず,これは一般のユーザーにとっては少し期待できる話,古くからのMacintoshファンにとっては大変哀しい話,開発者にとっては複雑な話である。そして当のApple社にとっては,もしもの場合に備えてきた作戦Bの遂行を意味する。
Javaを脅かすPHP,大手テクノロジ企業が続々支持
このところ,米Intelや米IBMやといった大手テクノロジ企業が,イスラエルのZend Technologiesというベンチャ企業との提携を相次いで発表している。米国の大企業が,イスラエルのベンチャ企業に注目する理由は […]
見事なV字回復,米Yahoo!はなぜ復活したのか
このところ米Yahoo!の業績が好調だ。4月20日に発表した05年第1四半期の決算では,売上高が11億7400万ドルで前年同期から1.5倍,純利益は2億500万ドルで同2倍に伸びた。これで同社は2年間連続して売上高の記 […]
Webアプリのパラダイム・シフトか,米Googleなどが切り開いた新手法「Ajax」
ここ最近「Ajax」なる新語が登場し,ブログなどを中心に話題を呼んでいる。Ajaxは,「Asynchronous JavaScript+XML」の略称。ユーザーのWebブラウザをサーバーと非同期で通信させ,ページをリロ […]
日本とは逆?米国で既存メディアによるインターネット企業の買収が相次ぐ
日本では,ライブドアによるニッポン放送株取得やフジサンケイグループとの問題が世間を賑わしているが,米国ではここ最近,ちょうどこれと逆のことが起こっている。既存メディアによるインターネット企業の買収,あるいは株式取得による資本/業務提携だ。
ついに来た「SkypeIn」,既存通信事業者を脅かす存在に
ルクセンブルクのSkype Technologiesが3月10日に始めた新サービスがある。名前は「SkypeIn」。同社のインターネット電話サービス「Skype」で,一般電話からの着信を可能にするものだ。まだベータ版で […]