先ごろ総務省がまとめた統計によると,日本におけるDSL(Digital Subscriber Line)サービスの加入者数はこの5月末で300万人超となった。昨年末時点では150万超だったので,わずか5カ月で倍増したことになる。つまりここ最近の日本ではDSLの加入者数が,なんと1カ月に30万人,1日にして1万人のペースで増え続けているのである。
今秋登場のタブレットPC,あなたは「買い」?
「来週,ニューヨークで開かれるイベントで米MicrosoftがタブレットPC用OSの最新版を披露する」――つい先日,米メディアでこのような報道が流れた。そのイベントとは6月25~27日の「TECHXNY」。なじみのない […]
“夢の録画機”PVRに見る米国ベンチャーの活力と挫折
「せっかくのワールド・カップも勤務時間中でテレビを見られない!」。そんな人の中にはテープではなく,ハードディスクやDVDに記録するビデオ・レコーダーを新たに買い求めた人もいることだろう。米国では,こうした装置はPVR( […]
注目集める無線LANのセキュリティ,問題解決への取り組みを見る
手軽に高速ネット接続できる無線LANは,今や多くの人にとって欠かせないものになっている。しかし,そのセキュリティについては,相変わらず問題視されているのが現状だ。米国のメディア報道や企業のプレス・リリースでも,この話題には事欠かない。そこで今回はこれまでの経緯をたどりながら,「無線LANは何が問題なのか」,「問題に対してどのような取り組みがあるのか」――を整理する。
米マイクロソフトとオープン・ソース陣営の争い再燃
「米Microsoftとオープン・ソース陣営の間で争いが再び勃発した」というニュースが5月初旬に伝えられた。ことの発端は同社が公開した,ファイル共有プロトコル「CIFS(Common Internet File Sha […]
ドメイン名の総元締めICANN,「巨大な権限」と「閉鎖性」に非難の声
kokubo.comやnikkeibp.co.jpといったドメイン名の一番後ろの「.com」「.jp」はトップレベル・ドメイン(TDL)(注1)と呼ばれる。最近は,「.biz」「.info」「.name」「.aero」「.coop」「.museum」といろいろなTLDが登場している。今年末には,弁護士,医師,会計士などの専門職用の「.pro」の登録受け付けも始まる。
米国のインターネット・ラジオ危うし,5月21日を境に99%が廃業か?
筆者は北米に数年間住んでいたことがある。そのとき現地のFMラジオが大変充実していることに驚かされた。まず驚いたのはラジオ局の多さ。さらに特定ジャンル専用のラジオ局の存在である。しかもそのほとんどが,コマーシャル以外はトークなし。つまり音楽かけっぱなしという状態。筆者の好きなクラシック・ロックやジャズを本場の放送で思う存分楽しめる,と興奮したものである。
“無免許銀行”か否かで揺れる米国のオンライン決済サービス
JR東日本のSuicaのように持ち歩くことは出来ないが,ネットワーク上で使える一種の電子マネーの利用者が米国では急増している。“オンライン決済サービス”の仕組みがそれ。インターネットのショッピングやオークションの手軽な決済手段として注目されているのである。
景気は回復に向かっているのか?—欧米IT企業のQ1決算を検証
この数週間にかけて欧米IT企業各社の今年最初の四半期決算が一斉に発表された。昨年は景気低迷による需要減速に泣き,そこから脱すべく,今年後半の景気回復に向けた目標を設定してきたIT企業だが,各社がこの3カ月間行ってきた施 […]
PtoPが問いかけるデジタル音楽の未来
今月9日に,PtoP型のファイル交換サービス「ファイルローグ」を運営する日本エム・エム・オーに対してサービスを停止する仮処分命令を東京地方裁判所が出した。この仮処分で思い出したのが元祖PtoP型ファイル交換サービス,Napsterである。一時は5000万人のユーザーを抱えていたNapster社は今どうしているのだろう?