米オープンAIによるAI開発のインフラ戦略が、大きな転換点を迎えている。
11月初旬、同社は米アマゾン・ドット・コム傘下でクラウド事業を手掛ける米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)と7年間で380億ドル(約5兆8000億円)に上るクラウド利用契約を締結した。
提携する米マイクロソフト以外のクラウド大手との大型契約は、AIの頭脳となる「計算資源」の調達先を全方位に広げる「マルチクラウド戦略」を鮮明にするものだ。
AI業界の膨張するインフラ需要を取り込みたいアマゾン側と、特定の企業への依存から脱却したいオープンAI側の思惑が一致した。
一方で、オープンAIが抱えるインフラ投資のコミットメント(支払い約束)総額は1兆ドル規模(約154兆円)に迫り、AIブームの持続可能性を巡る議論も再び熱を帯びている。

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