株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 会社概要
  • 2026年11月7日

米アマゾン「アマゾン・ゴー」「アマゾン・フレッシュ」全店舗閉鎖の衝撃

2026年2月3日

米アマゾン(Amazon.com)は2026年1月27日、自社ブランドで展開してきたレジレスコンビニエンスストア「アマゾン・ゴー(Amazon Go)」および食品スーパー「アマゾン・フレッシュ(Amazon Fresh)」の実店舗をすべて閉鎖すると発表した。一部の拠点は、17年に買収した傘下の高質食品スーパー「ホールフーズ・マーケット(Whole Foods Market:以下、ホールフーズ)」へ転換する。この決断は、同社が長年追求してきた「自社ブランドによる実店舗小売」という実験に終止符を打ち、収益性と物流効率を最優先する新たなフェーズへ移行したことを示している。

収益モデルの限界と「ホールフーズ」への資源集中

アマゾンが「アマゾン・フレッシュ」と「アマゾン・ゴー」の全店舗を閉鎖するに至った最大の理由は、大規模展開に必要な経済的合理性が得られなかったことにある。18年に登場したアマゾン・ゴーは、カメラやセンサーを活用したレジなし決済技術「Just Walk Out(ジャスト・ウォーク・アウト:以下、JWO)」によって、小売業界に革新をもたらした。しかしこの技術は、システムの導入・維持に多額のコストがかかるため、多店舗展開して収益を上げるモデルには適さなかった。

一方で、アマゾンが17年に買収した「ホールフーズ」は堅調に推移している。買収後に売上高は40%以上成長し、店舗数も550を超えるまでに拡大した。さらに今後数年間で100店舗以上を新規出店する計画を掲げており、都市部向けの小型フォーマット「ホールフーズ・マーケット・デイリーショップ」の展開も加速させる見通しだ。

アマゾンは自社ブランドでのリアル店舗運営を切り上げ、すでに顧客の支持とブランド力が確立されているホールフーズに経営資源を集中させる考えだ。

続きを読む
ダイヤモンド・チェーンストアオンライン

本記事は、流通・小売業界 ニュースサイト「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」向けに弊社が執筆した記事「米アマゾン「アマゾン・ゴー」「アマゾン・フレッシュ」全店舗閉鎖の衝撃」の一部です。全文は、ダイヤモンド・チェーンストアオンラインのサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • 値上げで凌ぐ好決算の陰に潜む減速感 アップル「ターナス新体制」の船出とAI・部材の二重苦 粗利益率低下に直面する5兆ドル企業、サービス鈍化と折りたたみ機の供給難(2026年11月05日)
  • アマゾン、AWS急伸39%増も予想未達で株価下落 設備投資2200億ドル計画とFCF424億ドル赤字の波紋 生成AIインフラ独走狙う巨額支出、立ちはだかる電力制約と政治リスク(2026年11月03日)
  • 米AI大手「開発減速論」に中国が反発した真意、浮かぶジレンマと安全保障(2026年11月03日)
  • 米メタの巨額和解が突きつけるSNS規制の新局面、競合巻き込む「時間制限」と問われる実効性(2026年11月01日)
  • 米巨大ITの7~9月、AIクラウド急伸も収益力で明暗 アルファベット減益で株安、マイクロソフト3割増益 巨額インフラ支出が続く中、手元現金の確保と新事業の成否で格差(2026年10月30日)
  • AIエージェント普及が促す業界標準化、摩擦回避へ米主導で共通規格 「実行」担うCPU需要が急伸、メタは「ネットの玄関口」で巨額投資回収狙う(2026年10月29日)
  • 未成年向けAIの安全モードに突きつけた「落第点」、オープンAIの対話設計と問われる実効性 自傷リスクの見落としと学習支援の抜け穴、法規制の波と「立証責任」を巡るプラットフォームの岐路(2026年10月29日)
  • アマゾンが迫られた「10億ドル」の地域融和策、AIデータセンター建設凍結の波紋 全米100件超すモラトリアムと秘密保持の壁、自治体の強硬規制と中間選挙前の焦燥(2026年10月27日)

Copyright © 2026 · NewsFront, LLP