少し大胆な仮説を立ててみたい。「スパムメールがまん延すると,Microsoftのビジネスモデルが崩れていく」―。筆者の会社のある人物が言い出したことなのだが,あながち否定できない本質を見抜いているのではと考え,本コラムで取り上げることにした。
待望の第2世代iPhone,大幅値下げの本質は“方向転換”?
米Appleの開発者会議で発表された第2世代iPhone。「Appleが世界の携帯市場に本格進出する」――。こんな文句とともに海外メディアも大きく取り上げ,盛り上がりを見せている。だが発表から数日が過ぎ,このApple新戦略に落胆の声が聞かれるようになった。
米大統領選とインターネットの関係とは? オバマ氏の選挙戦を支えるネット戦術
米大統領選の民主党候補指名争いで,Barack Obama氏の勝利が近づいてきたと言われている。今回の大統領選はそれが顕著だという。それは選挙戦当初からObama氏がとってきた戦略に見ることができるという.
それぞれの道を選んだかに見えたYahoo!とMS,買収劇に新章の予感
米国時間2008年5月3日,米Microsoftによる米Yahoo!の買収劇は,一応の決着を見た。今回の買収劇に関する海外メディアの記事の量は膨大だった。それら記事の中からいくつか興味深いものを取り上げながら今回の買収劇と今後の行方について考えてみたい。
パソコンが変わる—「ULCPC」はパラダイムシフトを象徴する新ジャンルPC
「ULCPC」という言葉をご存じだろうか。ITproサイトのキーワード・ページにもこの4月に加わった比較的新しい言葉で,「ultra low-cost personal computer(超低価格パソコン)」のこと。お […]
Appleが米最大の音楽小売業者に! 急変期にさしかかる音楽市場の構図
米国時間4月3日,米Appleは同社が米国の音楽小売市場で1位になったと発表した。調査会社の米NPD Groupが行ったアンケート調査集計結果を引用したもので,それによると2008年の1月と2月,Appleのデジタル・コンテンツ配信サービス「iTunes Store」の音楽販売が,これまで首位だった小売り最大手の米Wal-Martのそれをついに抜いた。
競売に敗れたGoogle,今度は地デジ空き領域で提言—その真意は?
テレビ放送に割り当てられる周波数帯域の利用方法について,米Googleがまた新たな提言を行った。2008年3月24日,GoogleがFCC(米連邦通信委員会)に対し,いわゆる「ホワイトスペース」と呼ばれる周波数帯域の開 […]
米国発リッチメディアの潮流,キーワードは「デベロッパー」と「ケータイ」
RIA(Rich Internet/Interactive Application)と呼ばれる,高度な表現力と操作性を持つWebアプリケーションが注目されている。中でも米Microsoftの「Silverlight」,米Appleの「iPhone」,米Google傘下の「YouTube」に見られるここ最近の動きは見逃せない。
システム障害で実態が明らかに,Web 2.0企業を支えるAmazonのクラウド・サービス
「Amazonのクラウド・サービスに障害,Web 2.0企業を脅かす」――。米国時間2008年2月15日,海外メディアでこんな見出しが躍った。同日,太平洋標準時午前5時ごろから米Amazon.comのオンライン・ストレ […]
Yahoo!は買収されてしまうのか? Microsoftと株主の圧力に苦悩するYang氏
米Microsoftからの突然の買収提案から1週間超を費やし,米Yahoo!がようやく出した結論は“別の道”を探るというものだった。そんな中でも海外メディアはしきりにニュースを伝えている。そこからは,今後考えられる興味深いシナリオがいくつか見えてくる。今回は現時点で注目されている3つのシナリオについて考えてみる。