衛星を使って音楽やニュースなどのラジオ番組を提供する放送サービス「衛星ラジオ」をご存じだろうか? 米国では昨年の9月にサービスが始まっており,今,利用者数が急増しているという。衛星ラジオは日本ではまだまだなじみが薄いのだが,少し調べてみただけでも興味深い点が多々見つかった。今回は今,米国で大変話題になっているこの衛星ラジオについてレポートしてみたい。
誰のための標準化? 本当に「ユーザーのため」なのか
「米AOLがIMソフトの簡易版『ICQ Lite』をリリースした」「米Microsoftは『MSN Messenger』の一部機能を有料会員だけに提供する予定」「『Yahoo! Messenger』では最大20フレーム […]
「デスクトップPCでMSの牙城を崩す」と報じられたサンの真意
「いよいよSunがクライアント・パソコン市場に参入する」「Sunがついにデスクトップ分野でMicrosoftの牙城を切り崩す」――。先週,メディアが一斉にこんなニュースを流した。9月18~20日にサンフランシスコで開催 […]
ネットの私的利用でクビが飛ぶ!)!)ルールを定め監視強める欧米企業
欧米のオフィスの環境と言えばまっ先に,1人分のスペースで仕切られたちょっとした小部屋(“キュービクル”と呼ぶ)を思い浮かべる。「欧米では個人主義,成果主義が当たり前。社員はこの中で集中して仕事に取り組み,個々に成果を出す。効率よく仕事した分,時間が来ればパッと切り上げ帰宅。あとは家族との時間を楽しむ」!)!)。そんなイメージがある。
同時多発テロを教訓に,ネットワークの再構築に取り組むニューヨーク
「グラウンド・ゼロに“新・世界貿易センタービル”を建設すべく,今,デザイナ達はさまざまな構想を提案している。その一方でエンジニア達もマンハッタンの通信網を再構築すべく,それぞれのプロジェクトに取り組んでいる」―― 最 […]
サイバー・テロのウソとホントを見極めろ!
米国同時多発テロの発生から1年が経つ。この間,新たなテロに関するさまざまな憶測が流れ,人々はそのつど恐怖に襲われてきた。米国では,事件後直ちに通信傍受権などを盛り込んだ対テロ法案が成立し,その後のブッシュ大統領の対テロ政策もますます強化されているが,テロに対する不安はそう簡単にはぬぐいきれるものではない。とりわけ,「サイバー・テロ」はその実体がつかみにくく,人々にとって大きな脅威となっている。
ポップアップ広告は生き残りを許されるか
「我が社のユーザーをポップアップ広告の呪縛から解き放つ」――先週はじめ,こんな触れ込みで大手ISPの米Eearthlinkが大規模なキャンペーンを始めた。ポップアップ広告を遮断するソフトを無料で提供し,自社のユーザーに […]
米AOL Time Warnerに不正会計疑惑が浮上
日本がお盆休みだった先週一週間,米メディアを連日賑わしていた企業がある。米AOL Time Warnerである。会計処理問題,責任者の退任,経営幹部の人事異動と同社にまつわる話題は尽きない。今週に入ってからは,販売した商品を同じ条件で買い戻す「往復取引」(round-tripping transaction)の疑惑も浮上している。これら一連の報道は,折しも決算の正確性を証明する宣誓書の提出時期と重なった。
企業の広告戦略は検索サイトで? 気になる“検索エンジン・マーケティング”
検索サイトで,例えば「ニュース翻訳」と入力しても筆者の会社のサイトはなかなか出てこない。ところが,ある処理を施すと検索結果ページの1ページ目に出てくる!)!)そんな技術を米国では「Search Engine Optimization」,略して「SEO」と呼んでいる。日本語に直訳すると「検索エンジン最適化」あるいは「サーチ・エンジン最適化」になる。
ついにあの“インターネットの名門”までも!)!)米ISP御三家,最後の1社も窮地に
米国でISPの“御三家”,あちら風に言えば“ビック・スリー”は,PSINet社,UUNet Technologies社,そしてBBN社だった。そのPSI Net社は昨年6月に破綻。UUNet社は親会社,米WorldComとともにこの7月21日,破産申請するに至った。WorldComによる史上最大の倒産劇の衝撃も冷めやらぬ中,今度は残る1社の旧BBN社,今の米Genuityが危機に瀕しているというニュースが飛び込んできた。