「ラスト・ミニット・ディール」という言葉をご存じだろうか? 直訳すると“最後の1分の取引”。普通,訳す場合は“ぎりぎりの交渉・協議”とする。 私が翻訳しているIT関係の記事では,最近は“締め切り間際の取り引き(あるい […]
Xbox発売!気になる米国での評価
本日(2月22日),日本でもマイクロソフトのゲーム機「Xbox」が販売される。今回は,先に販売が始まった米国市場の状況や各社の発表資料,海外メディア/調査会社のレポートを参考にしてXboxの現状と可能性について考えたいと思う。
銀盤上のドラマを裏で支えるソルトレーク冬季五輪のIT企業
ソルトレークシティー冬季五輪が始まり,連日選手の活躍ぶりをみるのが楽しみだ。ところが日本とソルトレークシティーとの時差は16時間。リアルタイムでテレビ観戦というわけにはなかなかいかない。例えば男子スケート500メートル […]
急減速のPDA市場,“無線での常時接続”に復活賭ける
PDA市場は昨年1年間で急減速したと言わざるを得ない。ただしこの1年以内に業界に大きな進展があり,近い将来,再び勢いを取り戻す兆しがあることも事実である。US NEWS FLASHではこれまで多くのPDA関連ニュースを取りあげてきたのだが,今回はこうした一連のニュースをつなげて考えてみよう。業界のこれまでの動きを確認し,この先進もうとしている方向を探る。
この不景気に何をする? 大手コンピュータ6社経営トップの施策とは
早いもので2002年ももう1カ月が過ぎた。欧米IT企業各社の昨年10~12月期決算もこの1カ月のあいだに一通り発表され,各社の昨年の業績結果が出そろったところである。このなかには,増益となった企業もあれば大幅な減益となった企業もある。米Microsoftは過去最高の売上を記録し,一人気を吐いている。
大いなる賭に出たアップル,新型iMacに託された使命とは?
私はApple Computerを実に不思議なパソコン・メーカーだと思っている。同社パソコンのシェアは世界市場で3%を割ったと言われているが,それに見合わず(?)同社への世間の関心は相変わらず高いのである。米Dell Computerのようにパソコンのシェアがナンバーワンになるわけでなく,米MicrosoftのようにOSで世界を席巻したわけでもない。にもかかわらずApple社は一目置かれる存在なのである。
広がりをみせる無線LANの世界。PCから家電,テレマティックスの分野へも
私ごとで恐縮だが,年明け早々にオークション・サイトで無線LANのアクセス・ポイントを購入した。製品は今週にも到着する予定である。私の事務所では1年前から無線LANを導入しており,私のノート・パソコンにも無線LANカードが装着してある。今度はこれを使って自宅でも「どこでもインターネット」の恩恵にあずかりたいと考えている。今回はこの無線LANの米国におけるこれまでの発達と,パソコン以外への拡大,IEEE802.11aや11gといった新技術の立ち上がりをUSニュースから見てみよう。
2002年のIT市場は緩やかに回復へ,中国のWTO加盟やセキュリティ製品/サービスがけん引
筆者は米国のニュースを毎朝ウォッチして,US NEWS FLASHを執筆している。その中で一つのニュースを見ているだけでは意味が分からないこともある。過去のニュースも含めて,複数のニュースを結びつけることによって,はじめて浮かび上がってくることがあるのだ。この新コーナー「US NEWSの裏を読む」では,複数の米国発ニュースから見えてくる事柄を毎週,記していく。第1回はまず2001年を振り返りつつ,2002年を展望してみよう。