AI開発の競争軸が、モデルの知能指数から演算資源の確保へと移っている。
5月上旬、米新興アンソロピックと、イーロン・マスク氏率いる米スペースXが、計算資源の独占利用を含む大規模な提携を発表した。
これは、地上の物理的制約を資本力で突破しようとする、AIインフラの構造変化を象徴する動きでもある。
計算資源不足を補う「異色の連合」
アンソロピックは、米南部テネシー州にあるスペースXのデータセンター「Colossus(コロッサス)1」の全計算資源を利用する契約を締結した。
22万個以上の米エヌビディア(NVIDIA)製GPU(画像処理半導体)を用い、消費電力換算で300MW(メガワット)分の演算能力を増強する(米ウォール・ストリート・ジャーナル=WSJの記事)。

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