9月上旬、米アンソロピックの研究者が、歯止めの利かないAI開発競争に警鐘を鳴らして退職した。
安全重視を掲げてきた同社内部からも同調の声が上がり、競合する米オープンAIの幹部や一部の連邦議員、国連機関も相次いで懸念を表明した。
最先端AIモデルが自律性を強めるなか、市場競争の過熱や国家間の覇権争いと、安全確保の狭間で揺れる開発現場の現状が浮き彫りになっている。
自己改良への危機感と相次ぐ離職・警鐘
退職したのは、アンソロピックでAIモデルの訓練を担当していた英国人研究者のジェイコブ・コクソン氏である。
米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)や英フィナンシャル・タイムズ(FT)によると、同氏は自社やオープンAIが制御不能な自己改良型システムの構築を急いでいると指摘した。

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