AI新興の米アンソロピックを米政府が「サプライチェーン(供給網)上のリスク」に指定したことに対し、同社が3月9日に提起した訴訟により、これまでベールに包まれていた政府との決別の詳細が明らかになってきた。
かつて国防総省(DoD)の「本命」と目された企業が、なぜ一転して排除の対象となったのか。その深層を探る。
「監査可能性」が選ばれた理由と暗転の兆し
アンソロピックと政府の亀裂が決定的になったのは、2025年秋に行われた国防総省の生成AI活用プラットフォーム「GenAI.mil」を巡る交渉だった。
それまで同社のAIモデルClaude(クロード)は、連邦政府内で圧倒的な支持を得ていた。
米経済ニュース局CNBCは、同社の技術が競合他社よりも優れているとみなされ、国防総省にとっての「本命」であった経緯を報じている。

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