2月末から3月初旬にかけて起きた米政府と米AI新興アンソロピックの対立は、軍事技術としてのAIの在り方を世に問いかけた。
トランプ政権が同社を「供給網上のリスク」に指定してから約20日が経過した。
3月5日に国防総省が正式なリスク認定を通知したのを受け、アンソロピック側は9日、不当な報復措置であり違法であるとして政府を提訴。対立は本格的な法廷闘争へと発展した。
倫理的抵抗による「排除」と市場の反応
ことの発端は、国防総省がアンソロピックに対し、米軍のあらゆる合法的活動においてAIモデル「Claude(クロード)」の制限ない利用を求めたことにある。
同社は自律型兵器への転用などを防ぐ独自の「譲れない一線(レッドライン)」を優先し、この要求を拒否した。その直後、政府は全連邦機関での同社技術の利用停止を命じるという異例の措置を講じた。

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