株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月18日

米国で本格的に始まるスパム対策,しかし大手3社の足並みそろわず

2004年3月12日

 米国でようやく,その実効性が期待されるスパム・メール対策が始まる。米Microsoftが2月24日に発表した「Caller ID for E-Mail」がその1つだ(関連記事)。Caller IDサービスとは電話の発信者番号通知サービスのこと。電子メールでもこれと似た仕組みを作って,スプーフィングと呼ばれる“なりすまし”メールを減らそうという狙いである。

 米AOL(America Online)も取り組みを始めている。今年1月から同様の技術を使って,全世界3300万人の同社会員を対象にしたシステムのトライアルを開始した。また,米Yahoo!も,暗号認証を使って差出人の身元を検証するシステムの試験を始めると発表した(関連記事)。

 オンライン・サービスを手がける大手3社が,それぞれに本格的なスパム対策を始めるわけだが,「おやっ?」と思った方もいるのではないだろうか。実はこの3社,ほぼ1年前に「3社協力のもと,スパム対策に取り組んでいく」という共同声明を発表している。その内容は「プラットフォームに関わらず採用できる技術標準と業界ガイドラインを促進していく」というものだった(関連記事)。しかし1年後に出てきた対策技術は足並みはそろわず,別々のものになった。今回はこの3社のスパム対策について考えてみたい。

続きを読む
xTECH

本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「米国で本格的に始まるスパム対策,しかし大手3社の足並みそろわず」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。

タグ: AOL, Caller ID for E-Mail, Microsoft, Yahoo!, スパムメール, スプーフィング

最新の記事

  • 米欧デジタル摩擦、新たな火種―関税・制裁のトランプ威嚇が示す統治思想の衝突 自由か規制か、インターネット空間の秩序めぐる攻防(2025年09月17日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論、検閲強化も確認(2025年09月14日)
  • xAIの「Grok 4」、マスク氏への“忖度”という根源的問題 創業者の見解色濃く反映する傾向(2025年09月14日)
  • 最短60分でiPhoneが届く!? アマゾンのドローン戦略の新局面(2025年09月12日)
  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増(2025年09月12日)
  • メタがグーグルと100億ドル契約 AI覇権争いは合従連衡を繰り返すダイナミック展開へ 広告・AIの宿敵がインフラで協業、「協調と競争」時代に(2025年09月12日)
  • アップルAI戦略が転換点、Siri刷新にライバルGoogleの技術採用を本格検討 音声アシスタントの性能向上急ぐ、自社開発の遅れが背景に(2025年09月11日)
  • 米商務長官の「侮辱」発言が火種:中国、NVIDIA製AIチップ購入抑制 「技術への依存」狙う米国戦略に猛反発、「技術自立」へのジレンマ(2025年09月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント