米Googleが米国時間9月14日,ブログ検索サービス「Blog Search」を始めた。しかしこの分野では米Technoratiなどの新興企業が先にサービスを展開しており,その技術にも定評がある。はたしてGoogle社は新市場にどう挑むのか。またGoogle社の参入で業界に変化がもたらされるのか。
Webアプリのパラダイム・シフトか,米Googleなどが切り開いた新手法「Ajax」
ここ最近「Ajax」なる新語が登場し,ブログなどを中心に話題を呼んでいる。Ajaxは,「Asynchronous JavaScript+XML」の略称。ユーザーのWebブラウザをサーバーと非同期で通信させ,ページをリロ […]
10周年を迎えた米Yahoo!が次の10年に目指すもの
米Yahoo!が米国時間3月1日に検索サービス「Yahoo! Search」のAPIを公開した。この取り組みは単なるAPIの公開にとどまらないとYahoo!社は説明している。それはどういうことなのだろう?実際にこのAPIを利用してみるとともに,各種資料や米メディア,関係者のブログなども参照ながら考えてみる。
2004年のIT業界を振り返る—PtoP,OSS,検索戦争,和解,買収そしてセキュリティ
米IBMのパソコン事業売却,米Microsoft/米Sun Microsystemsの電撃和解に象徴されるよう,既存の巨大勢力が姿を変える一方,米Googleなどの斬新なアイディア/技術を持った企業が大きく成長,またオープンソースへの支持もかつてないほど高まっており,流れは大きく変化している。今回はそんな2004年を振り返りつつ,最新情報も交えながらレポートする。
米Googleが米Microsoftに突きつけた挑戦状
米Googleが米国時間10月14日に提供開始した「Google Desktop Search(ベータ版)」が米メディアで話題になっている。同ソフトは,ユーザーのパソコン内にある電子メール,Webページ履歴,文書ファイル,インスタント・メッセージングの内容を対象に,一括検索できるというもの。何が便利なのだろうか,また,米メディアは同ソフトの何が危険だと指摘しているのだろうか。
「米人気サイトでアクセス障害」,その真相は?
米国時間6月15日,Google.com,Yahoo.com,Microsoft.comといった米国の人気サイトがアクセス不能になったと報じられた。原因は,米Akamai TechnologiesのDNSサーバー。当初Akamai社は同社の顧客サイトにサービス拒否(DoS)攻撃があって,その結果,DNSサーバーに障害が起きたと説明していた。ところが翌日になって正式声明を出し,攻撃は同社に向けられたものだと発表した。しかしこの説明を懐疑的に見る業界関係者は多い。今回は各種報道や企業の発表資料を基に,この事件について検証してみる。
スパイウエアを巡って揺れる米国
いつの間にかハード・ディスクの中に入り込み,ユーザーのキーボード動作や,閲覧したWebページの履歴を記録するなどし,それを外部に送信する。そんなソフトウエアが今,米国で物議を醸している。これらは「スパイウエア」または「 […]
米Googleはなぜメール・サービスを始めるのか?
米Googleが4月1日付けで発表した無料メール・サービス「Gmail」が波紋を広げている。発表日が4月1日だったということから,この話,当初はエイプリル・フールだと思った。しかし,米New York Timeや米Washington Postといった大手各紙が報じるようになり,IT専門メディアも「Gmailはジョークではない」という記事を掲載するなどして,本当であることがようやく分かったという次第だ。
米Yahoo!の米Overture買収で得するのは米Google?
米国時間の7月14日,米Yahoo!による米Overture Servicesの買収が決まった。しかし,この買収,単にYahoo!社とOverture社が1つになってGoogle社に挑むというだけには留まらない話でもある。ここには,インターネット検索の技術/サービス/広告分野で圧倒的なシェアを持つGoogle社,それに対抗できうる力をつけはじめたYahoo!社,そうした2強体制を放置しておくはずがないMicrosoft社という構図が見える。
Google対抗策を打ち出した,検索結果のオークション会社
昨年の8月,本コラムでは「検索エンジンを使った広告手法」についてレポートした。その概要は,「検索エンジンがデータ収集する“クセ”を研究し,それによって得た知識やテクニックを使って,企業などが自社サイトを検索結果画面の上位に表示させるべくWebページを作成している」というものだった。こうした“自社サイトの上位表示”をテクニックを駆使して行うのではなく,お金で買ってしまうという方法もある。