2011年4月に国内で出荷したPHS端末は14万7000台で、前年同月に比べ約2倍。ウィルコムの新しい料金プランが利用者の支持を得て、9カ月連続の伸びとなった。PHSは契約数についても純増が続いている。電子情報技術産業協会(JEITA)が統計をまとめた。
PHS好調の背景には、ウィルコムが2010年12月に本格導入を始めた新料金プランの奏功がある。例えば月額1450円でウィルコム利用者同士の通話が24時間無料になり、さらに他社との送受信も含め電子メールが無料という「新ウィルコム定額プランS」や、月額980円で他社携帯電話や固定電話へ1回あたり10分以内の国内通話が500回まで無料になるオプション「だれとでも定額」などだ。
契約数をみても2010年12月までは減少傾向が続いていたが、同月に新料金プランを本格導入したあと、2011年1月には横ばい、同2月から増加に転じている。2011年5月にいたっては新規契約から解約を差し引いた純増数が10万件を超えるなど、ウィルコムの復活を印象付けた。JEITAがまとめたPHS端末出荷台数の伸びもこれを裏付けている。
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