米政府が中国向けAI半導体の輸出を条件付きで認める一方で、第三国を経由した不正流出(迂回輸出)を防ぐための規制や審査が厳格化している。
米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)がアジアで顧客審査を強化し、購入可能リストを半減させたことが分かった。安全保障と経済実利の境界線で進む「管理された依存」の実態と、その背景にある各国の思惑を考察する。
■限定的な対中出荷と、その内実
今年7月中旬、米商務省のジェフリー・ケスラー次官(産業・安全保障担当)は下院外交委員会公聴会で、エヌビディア製AI半導体「H200」の中国及び香港への出荷が始まったことを認めた。ただし、出荷実績は「ごくわずか」な数量にとどまるとした。

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