8月下旬、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)と、米スペースXのAI部門であるスペースXAIによる新たな提携拡大が明らかになった。
両社は、エヌビディアの次世代AI計算プラットフォーム「Vera Rubin(ベラ・ルービン)」(注)と自律型AI向けCPU(中央演算処理装置)「Vera(ベラ)」を地上データセンターおよび宇宙空間へ展開する。
2027年10~12月期には、同システムを搭載した初のAI人工衛星「Starmind(スターマインド)」の打ち上げを目指す(NVIDIAの発表資料)。
(注)AI計算プラットフォーム「Vera Rubin」は、暗黒物質(dark matter)の研究で知られる米天文学者ベラ・クーパー・ルービン(1928~2016年)氏の名に由来しており、エヌビディアはGPU(画像処理半導体)を「Rubin」、CPUを「Vera」と命名し、それらとネットワークやソフトウエアを組み合わせた統合システムとして展開している。
エヌビディアは、推論処理の遅延を抑える専用アクセラレーター「Groq 3 LPX」が本格量産に入ったことも明らかにした。
一連の動きは、AI開発の課題が単なるモデルの計算規模拡大から、地上の物理的制約の回避と、自律型AI(エージェント型AI)の実運用効率化へと移ったことを示している。

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