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グーグル、MSやアマゾン先行のクラウド市場で猛追へ 生成AI拡充、狙いはネット検索依存低減

2023年9月1日

米グーグルは8月29日、電子メールや文書作成などを組み合わせた企業向けサービス「Google Workspace(グーグル・ワークスペース)」に、生成AI(人工知能)による業務支援機能を追加すると明らかにした。

企業向けサービスに「Duet AI」

同日に米サンフランシスコ市で開催したクラウドコンピューティングの年次カンファレンス「Google Cloud Next」で発表した。このAI支援機能は「Duet AI(デュエットAI)」と呼ばれ、これまで試験版として提供してきたが、同日から一般提供を始めた。

利用者は例えば「第3四半期業績の概要を作成してください」と指示すればよい。すると、保存してある損益計算書や月次事業評価スライド、地域営業担当者からの電子メールなどから関連コンテンツを抜き出し、新たなプレゼンテーション資料を作成してくれる。

グーグルはこれを法人ユーザー1人当たり月30ドル(約4400円)で提供する。この月額30ドルという利用料は、米マイクロソフト(MS)が23年7月に公表した競合機能と同額だ。

マイクロソフトはGoogle Workspaceと競合する「Microsoft 365」で利用可能なAI支援機能「Copilot(コパイロット)」を23年3月に発表したが、まだ一般提供を始めていない。これについて米ウォール・ストリート・ジャーナルは、「グーグルはこの新機能のローンチにより、AI搭載の業務ソフトをすべての顧客に提供するという点でマイクロソフトに先行した」と報じている。

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JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「グーグル、MSやアマゾン先行のクラウド市場で猛追へ 生成AI拡充、狙いはネット検索依存低減」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com, Google, Microsoft, 生成AI(人工知能)

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