株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月19日

アマゾン、中国のECに対抗し「超スロー便」と「超スピード便」を開始

2025年2月20日

ECの巨人、米アマゾン(Amazon.com)が中国系ECの猛追に対抗するため、新たな戦略を打ち出した。その内容が、「超スロー便」と「超スピード便」という対照的な2つの配送サービス。多様化する顧客ニーズに応えつつ、コスト効率とスピードの両面で競争力の強化を図る。「超スロー便」は、従来の配達オプションよりも大幅に時間を要する代わりに、商品価格を大幅に抑えることで、価格重視の顧客層を取り込むことをめざしたもの。一方の「超スピード便」は、最新のドローン技術を活用して超高速配達を実現することで、急ぎのニーズに応えるとともに、技術力をアピールするねらいもある。

格安だが配送は最長2週間後!

アマゾンは2024年11月、米国のモバイルアプリとモバイルサイト内に価格が20ドル(約3000円)以下の商品に特化した、「アマゾン・ホール(Amazon Haul)」と呼ぶセクションを設けた。「Haul」は「大量購入、お買い得品」を指す言葉としてよく使われる。

1.99ドルのスマホケースや4.99ドルのウエストポーチなど、扱う商品の大半は10ドル以下である。送料は3.99ドルだが、1回の購入金額が25ドル以上であれば無料になる。加えて、50ドル以上の購入で5%を、75ドル以上の購入で10%をさらに割り引く。1回当たりの注文点数を増やすねらいだ。

同サービスと従来サービスの決定的な違いは、商品を注文してから届くまでに1〜2週間と大幅に時間がかかる点だ。アマゾンはこれまで、競合他社よりも”迅速”に商品を届けることで、EC市場でプレゼンスを高めてきた。それを実現するために、顧客に最も近い場所に在庫拠点(フルフィルメントセンター)を配置。販売業者には「フルフィルメント・バイ・アマゾン(FBA)」と呼ぶ物流サービスの利用を促している。これにより年間40億個以上の商品を注文の当日または翌日に配達している。

続きを読む
ダイヤモンド・チェーンストアオンライン

本記事は、流通・小売業界 ニュースサイト「ダイヤモンド・チェーンストアオンライン」向けに弊社が執筆した記事「アマゾン、中国のECに対抗し「超スロー便」と「超スピード便」を開始」の一部です。全文は、ダイヤモンド・チェーンストアオンラインのサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com, 中国

最新の記事

  • 米欧デジタル摩擦、新たな火種―関税・制裁のトランプ威嚇が示す統治思想の衝突 自由か規制か、インターネット空間の秩序めぐる攻防(2025年09月17日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論、検閲強化も確認(2025年09月14日)
  • xAIの「Grok 4」、マスク氏への“忖度”という根源的問題 創業者の見解色濃く反映する傾向(2025年09月14日)
  • 最短60分でiPhoneが届く!? アマゾンのドローン戦略の新局面(2025年09月12日)
  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増(2025年09月12日)
  • メタがグーグルと100億ドル契約 AI覇権争いは合従連衡を繰り返すダイナミック展開へ 広告・AIの宿敵がインフラで協業、「協調と競争」時代に(2025年09月12日)
  • アップルAI戦略が転換点、Siri刷新にライバルGoogleの技術採用を本格検討 音声アシスタントの性能向上急ぐ、自社開発の遅れが背景に(2025年09月11日)
  • 米商務長官の「侮辱」発言が火種:中国、NVIDIA製AIチップ購入抑制 「技術への依存」狙う米国戦略に猛反発、「技術自立」へのジレンマ(2025年09月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント