9月上旬、米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)が、AIモデルやデータセットの共有基盤を運営する米ハギングフェイス(Hugging Face)を買収することで合意した(NVIDIAの発表資料)。
同社による買収としては、昨年12月に実施した米半導体新興グロック(Groq)の資産取得(200億ドル)に次ぐ、過去2番目の規模となる。
発表から約3週間が経過した。市場では、この巨額買収が単なる規模拡大にとどまらず、AIインフラの覇権を巡る構造的な防衛策であるとの見方が定着しつつある。
競合による囲い込みを阻止する「防衛的買収」
ハギングフェイスは、1800万人以上の開発者や研究者が集い、300万以上のAIモデルや50万以上のデータセットを共有する業界最大のプラットフォームである。
ソフトウエア開発における米マイクロソフト傘下GitHub(ギットハブ)のように、AI開発の中枢インフラとして定着してきた。

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