株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年9月19日

AIスピーカー市場で中国バイドゥが驚異的な伸び 4~6月の出荷台数、前年同期比38倍で世界2位に浮上

2019年8月28日

シンガポールに本部を置く市場調査会社カナリスによると、今年(2019年)4~6月に世界で出荷されたAIスピーカー(ディスプレー付き端末を含む)の台数は2610万台で、1年前から55.4%増えた。

中国市場の規模は米国の2倍以上

メーカー別出荷台数は、米アマゾン・ドット・コムが660万台で引き続き首位。2位は中国検索大手バイドゥ(百度)の450万台。3位は米グーグルの430万台だった。この後、中国電子商取引大手アリババ・グループ(阿里巴巴集団)の410万台と中国スマートフォン大手シャオミ(小米科技)の280万台が続いた。

グーグルはこれまで2位の座を維持してきた。しかし、4~6月はバイドゥの出荷台数が1年前の38倍と驚異的に伸び、グーグルを追い抜いた。バイドゥはかつて「Raven H」という高価格帯の製品を製造・販売していたが、これをやめて249元(39米ドル)の「Xiaodu」を発売。低価格帯端末市場に参入した。これが奏功し、1~3月にアリババとシャオミを抜いて3位に浮上していた。

こうしたバイドゥの成功は、中国という巨大な市場によってもたらされたとカナリスは指摘している。前述したとおり今年4~6月におけるAIスピーカーの世界出荷台数は2610万台。同じ期間の中国における台数は1260万台。中国は世界の48%と、ほぼ5割を占め、米国(610万台)の2倍以上となった。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「AIスピーカー市場で中国バイドゥが驚異的な伸び 4~6月の出荷台数、前年同期比38倍で世界2位に浮上」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon, Google, 中国

最新の記事

  • 米欧デジタル摩擦、新たな火種―関税・制裁のトランプ威嚇が示す統治思想の衝突 自由か規制か、インターネット空間の秩序めぐる攻防(2025年09月17日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論、検閲強化も確認(2025年09月14日)
  • xAIの「Grok 4」、マスク氏への“忖度”という根源的問題 創業者の見解色濃く反映する傾向(2025年09月14日)
  • 最短60分でiPhoneが届く!? アマゾンのドローン戦略の新局面(2025年09月12日)
  • 米中対立がもたらす世界スマホ市場の地殻変動、中国でファーウェイ首位奪還 米国で「インド製」急増(2025年09月12日)
  • メタがグーグルと100億ドル契約 AI覇権争いは合従連衡を繰り返すダイナミック展開へ 広告・AIの宿敵がインフラで協業、「協調と競争」時代に(2025年09月12日)
  • アップルAI戦略が転換点、Siri刷新にライバルGoogleの技術採用を本格検討 音声アシスタントの性能向上急ぐ、自社開発の遅れが背景に(2025年09月11日)
  • 米商務長官の「侮辱」発言が火種:中国、NVIDIA製AIチップ購入抑制 「技術への依存」狙う米国戦略に猛反発、「技術自立」へのジレンマ(2025年09月10日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント