株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年10月25日

アップルやグーグルが一部の外部決済容認、EU中心に規制強まる

2022年4月14日

米Apple(アップル)は2022年3月30日に「リーダーアプリ」と呼ばれる雑誌や新聞、書籍、動画、音楽などの閲覧・視聴用アプリで、利用者を外部ウェブサイトに誘導するためのリンクを設置できるようにした。

同社のアプリストア「App Store(アップストア)」を調査していた日本の公正取引委員会と和解したことに伴い、世界各地で規約の一部を改定すると21年9月に明らかにしていた。

「アップルは責任を負わない」明示を義務化

公取委は、アップルがアプリ開発者に対し利用を義務づけている自社決済システムについて、反競争的行為がないかどうかを調べていた。アップルは公取委との和解に基づき22年初頭から一部アプリを対象に、手数料の支払いを回避しやすくする措置を取るとしていた。その内容はアプリ内に開発者のウェブサイトへのリンクを設置することを容認するというもの。開発者はリンクから利用者を自社サイトに誘導する。利用者は外部決済サービスで支払いを済ませられるようになる。

アップルは今回、規約の一部を改定し開発者向けブログで公開した。それによると、リーダーアプリの開発企業は許可申請を出し、アップルの承認を経て外部リンクを設置できるようになる。

同社はアプリ内リンクに関するルールの詳細も明らかにした。例えば、リンク画面では外部サイトで利用できるサービスの料金表示を禁じる。外部サイトに移動する直前にポップアップ画面を出し、「利用者と開発者間の取引において、アップルはプライバシー・セキュリティー保護の責任を負わない」といった文言を明記することも要求した。このほか外部サイトの表示許可を得たアプリはアップルの決済システムを利用できなくなる。

続きを読む
xTECH

本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「アップルやグーグルが一部の外部決済容認、EU中心に規制強まる」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。

タグ: Apple, Google, アプリストア, 国家と対峙, 欧州連合(EU), 競争法

最新の記事

  • 米アマゾン、食品PBで攻勢 5ドル以下の新ブランド投入で節約志向層狙う ECの強み生かす商品戦略、巨大な日用品市場でシェア奪取へ(2025年10月23日)
  • 米、対中ハイテク規制に新たな一手 「抜け穴」封じで子会社も禁輸対象に サプライチェーン混乱の懸念も、AI覇権争い一層激化(2025年10月22日)
  • 「ChatGPT」、決済機能導入の影響 AIが変える商品購買プロセス 7億人の利用者を新たな収益源に、小売業界に懸念も(2025年10月21日)
  • AI人材獲得競争、新局面へ 新手法「リバース・アクハイヤー」がシリコンバレー文化侵食する事実!(2025年10月19日)
  • トランプ政権、半導体で新方針か 「国産1対輸入1」報道、国内回帰へ次の一手 関税をテコに供給網の再編加速か、業界に走る期待と懸念(2025年10月17日)
  • アマゾン、英国『Fresh』を全店閉鎖 オンライン食料品でシェア拡大へ戦略転換 実店舗事業に見切り、ネット販売へ経営資源を集中(2025年10月16日)
  • OpenAI、米AIインフラへ4000億ドル超 ソフトバンクG・オラクルと計画加速 「スターゲート」具体化、次世代AIの計算資源を確保(2025年10月15日)
  • AIと成長への渇望、世界M&A市場を牽引 ハイテク主導で大型案件続出─不確実性克服 PEマネー流入も(2025年10月13日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント