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中国とインドで窮地に立つ王者アマゾン

2019年4月5日

米国の市場調査会社eMarketer(eマーケター)によると、中国のeコマース市場はAlibaba Group(阿里巴巴集団)とJD.com(京東商城)による複占が続いている。例えば2018年の売上高シェアはAlibabaが58.2%、JD.comは16.3%。この2社で同国eコマース市場の4分の3を占める。

これに対し、米アマゾン・ドット・コム(Amazon.com)の中国における売上高シェアは1%にも満たない。売上高ランキングは7位にとどまるという状況である。

インフォグラフィックス出典:ドイツStatistaアマゾンが中国市場に進出したのは15年前のこと。当初は2004年に買収したJoyo.com(卓越網)との共同ブランドで事業を始めたが、2011年に自社ブランド「Amazon.cn(亞馬遜)」を立ち上げた。2016年には米国や日本などで展開している有料会員プログラム「Prime」を中国でも開始し、顧客の囲い込みを図った。しかし、米Motley Foolによると、中国版Primeは十分な効果を得られず、他国のような展開に至っていない。

関連記事:Amazon.com、中国で会員プログラム「Prime」を開始、年会費は約6000円 | 日経 xTECH(クロステック)関連リンク:Motley Fool地場企業と提携し、輸入販売をてこ入れ

そうした中、アマゾンの中国事業が同国のeコマース企業と統合する計画を立てていると、中国の経済誌「財経(Caijing)」が報じた。その企業とは、インターネットサービス会社NetEase(網易)傘下の輸入品販売大手Koala(考拉)である。

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本記事は、日経BP社の技術とビジネス変革の最前線を伝えるサイト「xTECH」向けに弊社が執筆した記事「中国とインドで窮地に立つ王者アマゾン」の一部です。全文は、xTECHのサイトにてお読みください。

タグ: Alibaba Group(アリババ集団), Amazon, Fulfillment by Amazon(FBA), Koala(考拉), NetEase(網易), Prime, インド, 中国, 亞馬遜, 京東商城

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