2010年第4四半期の世界パソコン市場は、企業の買い換え需要で堅調に成長したものの消費者向けの需要が鈍化し、出荷台数が前年同期と比べ約3%増にとどまった。米Appleの「iPad」に代表されるタブレット端末の人気上昇のあおりを受けた。
米IDCが1月12日(米国時間)に発表した調査結果(速報値)では、第4四半期の世界パソコン出荷台数は前年同期比2.7%増の9,210万台だった。米Gartnerが同日まとめた調査結果(同)は同3.1%増の9,350万台で、いずれも従来予測である5.5%増と4.8%増を下回った。
地域別で見た場合、中南米の出荷台数が前年同期比15%増と好調だったが、EMEA(欧州/中東/アフリカ)や日本およびアジア太平洋地域は1ケタ台の伸び率にとどまった。米国は、ホリデーシーズンの早い時期からプロモーションを展開し、価格競争で各社が値下げしたにもかかわらず、前年同期より減少した。

本記事は、ニフティのニュースサイト「@niftyビジネス」向けに弊社が執筆した記事「2010年Q4の世界PC市場は減速、タブレット人気のあおりを食う」の一部です。全文は、@niftyビジネスのサイトにてお読みください。