富士キメラ総研がまとめた国内法人向けソフトウエア市場の展望によると、2011年度の市場規模は1兆2445億1000万円で、2010年度と比べ4.7%増にとどまる見通し。しかし2015年には1兆5757億8000万円規模に達し、2010年度と比べ32.6%拡大する。
2011年度は東北地方太平洋沖地震の影響による景気低迷にともなってIT投資を抑制する傾向が強まるが、震災の経験から事業継続への意識が高まっていることから、今後はSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)を含めたクラウドサービスの成長が市場全体をけん引する。その結果、国内法人向けソフトウエア市場は2010年度から2015年度に年平均成長率5.8%で拡大する。
流通形態別でみると、クラウド系は市場全体における割合が小さいものの、急速な成長が見込まれ、2010年度から2015年度に年平均成長率18.1%で急伸する。2011年度に1469億1000万円規模(2010年度比16.4%増)、2015年度に2894億円規模(同129.3%増)になると富士キメラ総研は予測する。
本記事は、ニフティのニュースサイト「クラウド・トゥデイ(Cloud Today)」向けに弊社が執筆した記事「国内法人向けソフト市場は2015年度に約1.6兆円規模へ、クラウドサービスがけん引」の一部です。全文は、クラウド・トゥデイ(Cloud Today)のサイトにてお読みください。