世界のスレート型パソコン(タブレット端末)の出荷台数は、2020年に1億5000万台に達し、2010年に比べ8.8倍に増大する。電子書籍リーダー、PDAなどを統合して拡大していくと見られる。こうした市場予測を富士キメラ総研がまとめた。
2010年のタブレット端末の出荷台数は1700万台となった。先進国の買い替え需要と、それを上回る新興国の新規需要が後押ししている。タブレット端末は米Apple(アップル)の「iPad(アイパッド)」が世界的なヒットとなり、ノートパソコンの「2台目」として欧米を中心に初年度から市場を拡大している。2011年は各社が相次いでタブレット端末を投入しているが、当面はAppleの高いシェアが続くと、富士キメラ総研は予測している。
また2011年のノートパソコン市場は前年比5.1%増の2億1540万台にとどまる見込み。依然として需要は高いが、東北地方太平洋沖地震による部材調達の困難や、1ー3月のチップセットトラブルの発生が影響し、出荷台数が抑えられる。一方タブレット端末は、部材調達は難しいものの、立ち上がり間もない市場であるため、高成長を維持する見通し。

本記事は、ニフティのニュースサイト「デジタル・トゥディ(Digital Today)」向けに弊社が執筆した記事「タブレット市場、今後10年で8.8倍に、2020年は1億5000万台」の一部です。全文は、デジタル・トゥディ(Digital Today)のサイトにてお読みください。