米グーグルが各種サービスで集める個人情報の取り扱い方針を巡って波紋が広がっているようだ。
フランスのデータ保護に関する監督機関「CNIL」は2月27日、グーグルがまもなく導入するプライバシーの新方針は「欧州連合(EU)のデータ保護指令の条件を満たしていない」とする暫定判断を示した。
まもなく導入予定の新方針に延期要請
グーグルは今年1月、同社の主要なサービスでこれまで個別に扱ってきた個人情報収集方針を統合すると発表した。
これによって、同社は各サービスから集めるユーザーデータを、単一ユーザーのものとして扱えるようになり、ユーザーにとって利便性の高いサービスを提供できると主張。例えばユーザーが「ジャガー」と検索した場合、それがユーザーにとって動物を意味しているのか、あるいは自動車なのかを判断し、最適な検索結果や関連性の高い広告を掲載したりするというのが狙いだ。
しかしこれに対しプライバシーを懸念する声が広がった。欧州連合の作業部会から新方針に関する追加情報の提出を求められるなど、規制当局が同社の動向を注視している。
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