巨大IT企業の米アップルが今月8日に発表したCOO(最高執行責任者)の交代は、単なる経営幹部の刷新ではなく、ティム・クックCEO(最高経営責任者)体制の重要な転換点である。
地政学的リスクが広がる世界で勝ち残るための、次世代への布石と分析できる。
長年、アップルのナンバー2として、クック氏を支えてきたジェフ・ウィリアムズ氏が年内に退社し、それに先立ちCOOを退任した。
アップルは後任にベテランのサビ・カーン氏を任命した。本稿ではこの人事の背景と意味を探る。
安定の継承:サプライチェーンのスペシャリストが後任に
今回の人事で最も注目されるのは、アップルの生命線であるサプライチェーン(供給網)の安定性を最優先した点だ。

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アップルCOO交代の深層、「安定」と「変革」で描く次世代への布石 ナンバー2退任の裏側、サプライチェーンとデザインの行方」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。