株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月1日

Amazon「遅れ取り戻せ!」、数千人規模でAlexa改良 独自の大規模言語モデル「Titan」と「Olympus」も

2024年10月3日

AI(人工知能)の開発競争で後れを取っているといわれる米アマゾン・ドット・コムが、この分野の立て直しを図るべく、大規模な組織再編を行ったことが明らかになった。アマゾンは音声アシスタント「Alexa(アレクサ)」の新版を開発しているが、米オープンAIや米グーグル、米マイクロソフトといったライバル企業の生成AI(人工知能)と比べ性能が劣ると判断。独自の大規模言語モデル(LLM)を開発し、Alexaに活用しようとしている。

汎用AIグループに数千人の従業員

米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、この分野を率いるのはAmazonシニアバイスプレジデントのロヒット・プラサド氏。

プラサド氏は以前、Alexa部門の主任科学者だったが、2023年に最先端AI技術を開発するチームのリーダーに就任した。アマゾンは同氏の率いる新たな部門に数千人の従業員を配置し、「AGI(Aartificial General Intelligence、汎用AI)グループ」と名付けた。

そのきっかけとなったのはオープンAIの対話型AI「Chat(チャット)GPT」の登場だった。22年11月にChatGPTが公開されると、プラサド氏のAlexaチームはすぐに実験を始めた。Alexaチームはその使いやすさと、様々なトピックに関する知識を引き出せることに感銘を受けた。加えて、ChatGPTに対してスマートホーム制御などのAlexa機能のためのコード生成を依頼した。その結果、アマゾンの社内システムよりも優れていることが分かった。

プラサド氏はChatGPTがテクノロジー業界に与える影響について社内で議論し、後れを取り戻すための対策立てた。「Titan(タイタン)」と呼ぶLLMの開発を加速するとともに、新しいLLM「Olympus(オリンパス)」の開発に着手した。同社は、これらのLLMを使用してAlexaを作り直し、他のビジネスに展開するという計画も立てた。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Amazon「遅れ取り戻せ!」、数千人規模でAlexa改良 独自の大規模言語モデル「Titan」と「Olympus」も」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント