株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年8月2日

NVIDIA、中国向け新型AI半導体を準備、米規制に適合 対中規制強化で中国企業台頭、3度目の規制回避で状況打開へ

2024年8月7日

米半導体大手エヌビディア(NVIDIA)は、次世代人工知能(AI)半導体の中国向けモデルを準備しているようだ。英ロイター通信が関係者の話として報じた。米政府の対中規制を順守する製品を市場投入して収益向上を図る。

先端品「B200」の中国向けモデル「B20」

エヌビディアは2024年3月に開いた開発者会議で、次世代GPU(画像処理半導体)シリーズ「Blackwell(ブラックウェル)」を発表した。そのうち「B200」は、チャットボットのようなタスクにおいて、前モデルに比べて30倍の高速性を実現する。

ロイター通信によると、エヌビディアはB200の中国向けモデル「B20」(仮称)の市場投入準備を進めている。中国販売パートナーの1社である浪潮集団(Inspur Group)と協力しているという。関係者によれば、B20の出荷は25年4~6月期に始まる見通しだ。

対中輸出規制強化も、3度目の規制回避品

エヌビディアは米政府の対中輸出規制を受けて技術基準を下回る半導体を開発してきた。米商務省は22年10月、AI向け先端半導体を中国などの「懸念国」に輸出することを原則禁じた。これにより、生成AIなどのAIシステムで業界標準となっている同社製GPU「A100」と「H100」の中国への輸出ができなくなった。そこで同社は、規制基準を下回る性能のGPU「A800」と「H800」を開発し、中国などで販売を再開した。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「NVIDIA、中国向け新型AI半導体を準備、米規制に適合 対中規制強化で中国企業台頭、3度目の規制回避で状況打開へ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: NVIDIA, 中国

最新の記事

  • xAIの「Grok 4」、回答にマスク氏の見解を色濃く反映する傾向 中立性に新たな火種 「左派的偏向」の修正が裏目、創業者への“忖度”という根源的な問題に(2025年07月31日)
  • 米政府、中国製AIの「思想的偏向」を“極秘”調査 共産党見解に同調と結論 検閲強化も確認、結果公表で警鐘も(2025年07月30日)
  • アップルCOO交代の深層、「安定」と「変革」で描く次世代への布石 ナンバー2退任の裏側、サプライチェーンとデザインの行方(2025年07月29日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手(2025年07月27日)
  • アルファベット、9Q連続増収増益 AIブームでクラウド好調も年間850億ドルの巨額投資へ 検索・動画広告が収益の柱、サブスクも20%の伸び(2025年07月25日)
  • AIが広告業界にもたらす「破壊的変革」、大手トップが語る危機感と未来像 効率化の裏で消費者が抱く懸念、問われる技術との向き合い方(2025年07月24日)
  • AI時代の「新SEO」に商機 脱“グーグル検索”に賭ける新興企業、チャットボット向け最適化で急成長 サイト訪問が「人」から「機械」へ、新たな潮流(2025年07月23日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か? 専門家警鐘(2025年07月20日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント