株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2023年10月4日

Amazonの物流改革、「当・翌日配達」4倍達成 実現可能にした「リージョナリゼーション」とは?

2023年8月3日

米アマゾン・ドット・コムが米国のEC(電子商取引)事業で、商品の配送速度を急加速させている。同社は長年にわたり、有料プログラム「Prime(プライム)」の米国会員向け特典として、「当日配達」と「翌日配達」を標準サービスにするという計画を進めてきた。

23年、18億個の商品を翌日までに配達

アマゾンは7月31日、この取り組みにおいて重要なマイルストーンを達成したと発表した。同社によれば、2023年に入りこれまでの期間、米国Prime会員に計18億個の商品を、注文日当日または翌日までに配達した。これは2019年の同じ時期に当・翌日配達した商品数の約4倍だという。

米経済ニュース局のCNBCによれば、アマゾンは過去4年間、資金と経営資源を投じ、倉庫と配送ネットワークの刷新を図ってきた。それまで標準だった「翌々日」から、翌日あるいは当日へと配送時間の短縮を目指している。この取り組みは、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)で起こった、サプライチェーンの混乱と労働市場の逼迫(ひっぱく)によって一時中断した。しかし、現在は回復している。

物流改革「リージョナリゼーション」

アマゾンの物流担当副社長であるウディット・マダン氏によると、同社の過去1年の最大の変化の1つは、「リージョナリゼーション(地域化)」だという。同社はかつて米国内の配送網を「ハブ・アンド・スポーク」と呼ばれる、集中型の全国モデルで運営していた。顧客が望む商品は例えコストがかかろうと全米規模で移動していた。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「Amazonの物流改革、「当・翌日配達」4倍達成 実現可能にした「リージョナリゼーション」とは?」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • NVIDIAのAI半導体、供給体制に改善の兆し シェア7割、生成AIブームで需給逼迫(2023年10月03日)
  • FTC、Amazonに対する4件目の訴訟、今度は独禁法違反 出品者への圧力が問題か、アマゾンは反論(2023年09月29日)
  • Amazon、生成AIで方針転換 新興企業に最大40億ドル マイクロソフトやグーグルに対抗(2023年09月28日)
  • iPhone 15、中国とインドで好調なスタート 低迷する世界スマホ市場の懸念払拭できるか?(2023年09月27日)
  • アップルがiPhoneに自前通信チップを搭載しない理由 クックCEO、2018年に通信半導体の設計・製造を指示(2023年09月26日)
  • 中国・華為がスマホ市場で復活 Appleへの脅威に 米政府の対中規制下、高性能半導体を自国生産(2023年09月22日)
  • Googleが生成AIでクラウド強化、支えるNVIDIAとTSMCは対中規制などに直面(2023年09月21日)
  • Amazon、次の大ヒットは何なのか? 模索続く 成功に導いた3本の柱に次ぐ「第4の柱」(2023年09月21日)

Copyright © 2023 · 株式会社ニューズフロント