株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月1日

アマゾンの広告事業がメタを脅かす

2023年2月14日

米アマゾン・ドット・コムが広告事業の売上高を初めて開示したのは、2022年2月初旬(2021年10~12月期決算発表)だった。それまで同社はその規模さえも明らかにしていなかった。そのため、アナリストや投資家はアマゾンが販売する電子商取引(EC)サイトやECアプリ内の広告枠について、どれくらいの収益を上げているのか推測するしかなかった。

アマゾン19%増、メタ4%減 22年10~12月

だが現在、それは明らかになっており、事業が急拡大していることも分かってきた。アマゾンの22年の年間広告売上高は377億3900万ドル(約5兆円)で、前年から21%増加した。先ごろ開示した22年10~12月期の広告売上高は115億5700万ドル(約1兆5300億円)で前年同期比19%増加した。

一方で、SNS(交流サイト)「Facebook(フェイスブック)」や写真共有アプリ「Instagram(インスタグラム)」などを運営する米メタは苦戦を強いられている。

メタの22年10~12月期の売上高は前年同期比4%減の321億6500万ドル(約4兆2500億円)で、3四半期連続の減収だった。売上高の97%を占めるネット広告収入は312億5400万ドル(約4兆1300億円)で、こちらも前年同期から4%減った。

メタの業績を巡っては、景気減速による広告出稿の減少やドル高、中国発の動画アプリ、TikTok(ティックトック)との競争激化に加え、米アップルのプライバシー保護を目的とした広告規制強化による広告単価の低下が指摘されている。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾンの広告事業がメタを脅かす」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com, Meta

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント