株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年6月16日

アマゾン、5300億円で米診療サービス企業買収へ

2022年7月26日

米アマゾン・ドット・コムは7月21日、米国でサブスクリプション(定額課金)型の診療サービスを手がける米ワン・メディカルを総額約39億ドル(約5300億円)で買収すると明らかにした。この買収により、近年参入した医療・医薬分野の事業を拡大する狙いだ。

成長が期待される初期診療サービス市場

ワン・メディカルは、初期診療(プライマリーケア)を対面やオンラインで受けられるサービスを提供している。本社はサンフランシスコ。同社の決算資料によると、2022年3月末時点で、全米25市場で計188の診療所ネットワークを運営しており、76万7000人の会員、8500社の法人顧客を持つ。「One Medical Now」と呼ぶオンライン診療サービスを年額199ドル(約2万7000円)で提供している。

13年末までワン・メディカルで医務部長を務めていたジェフ・レビン・シェルツ氏によると、米国ではかかりつけ医を持たない人が多くおり、初期診療サービスの市場は成長が期待されている。初期診療には満たされていないニーズがたくさんあるという。

アマゾンのヘルスケア部門で上級副社長を務めるニール・リンジ-氏は声明で「医療サービスには再発明が必要だ」と述べている。「我々は診療予約を取り、その後数週間や数カ月待たなくてはならない。当日は仕事を休み、診療所まで運転し、駐車場を探す。そして、時にはわずか数分間の診察のために待合室で長時間過ごす。その後は薬局にも足を運ばなくてはならない。今後はヘルスケア体験の質を改善し、人々が貴重な時間を取り戻せるようにする必要がある」(同氏)

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾン、5300億円で米診療サービス企業買収へ」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)
  • AI開発「利益優先」の危うさ シリコンバレー巨大テック、安全性・研究軽視か 専門家警鐘 AI覇権争い暴走の瀬戸際 安全性確保へ業界の自制問われる(2025年06月05日)
  • 米IT大手、サウジとAI大型契約締結 トランプ氏歴訪で巨額投資誘致 NVIDIA・AMDがチップ供給、サウジは「AIハブ」目指す動きを活発化(2025年06月04日)
  • アマゾン傘下の自動運転企業がロボタクシーサービス、テスラとの競争激化へ グーグル系に次ぐ2位狙う(2025年06月03日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント