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テスラはいかにして世界的半導体危機を回避したのか

2022年1月6日

米テスラは1月2日、2021年における電気自動車(EV)の年間販売台数が前年比87%増の93万6172台となり、過去最高を更新したと明らかにした。テスラは21年初頭、EV販売が今後数年間、平均50%の伸びで推移するとの見通しを示していたが、21年はこれを大きく上回った。

テスラの伸び突出、上海工場が輸出拠点に

米ウォール・ストリート・ジャーナルによると、21年の年間販売台数は市場予想の89万7000台も上回っている。また、英調査会社のIHSマークイットによると、21年の世界乗用車販売台数は前年比3%増にとどまった。サプライチェーン(供給網)の混乱で多くの自動車メーカーが販売台数を伸ばせない中、テスラの伸びは突出しているという。

テスラの車種別の年間販売台数は小型車「モデル3」と小型SUV「モデルY」の合計が前年比2.1倍の91万1208台。この2車種で、数全体の97%を占めている。一方で、高級セダン「モデルS」と高級SUV「モデルX」の合計は同56%減の2万4964台にとどまった。

21年における全車種の合計生産台数は93万422台だった。クレディスイスの推計によると、このうち半分以上を、19年末に稼働した中国・上海の完成車工場で生産した。テスラは20年10月、同工場で生産したモデル3をドイツやフランス、イタリア、スイスなど欧州10カ国以上に輸出すると明らかにしていたが、上海工場は現在、日本などアジアも含む全世界に向けたテスラの主要輸出拠点になっている。

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JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「テスラはいかにして世界的半導体危機を回避したのか」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: テスラ

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