株式会社ニューズフロント

GAFA情報の速報・解説・研究

When autocomplete results are available use up and down arrows to review and enter to go to the desired page. Touch device users, explore by touch or with swipe gestures.
  • GAFA総合研究所
  • 事業紹介
  • 会社概要
  • 2025年7月2日

アマゾンが米政府に反撃、反対派の急先鋒除外を要求 「当社への反トラスト調査は利害対立ない人物が主導すべき」

2021年7月2日

米アマゾン・ドット・コムは、同社に対する米連邦取引委員会(FTC)の反トラスト法(独占禁止法)調査からリナ・カーン委員長を外すよう求める嘆願書を提出した。同社の商慣行を批判してきたカーン氏は先入観を持っており、同氏の下では公平な調査が行われないと、主張している。米ウォール・ストリート・ジャーナルや米CNBCなどの米メディアが6月30日に報じた。

「当社の抗弁を公平に判断できない人物」

カーン氏は反トラスト法・競争法を専門とする法学者。米議会下院司法委員会反トラスト小委員会の法律顧問を務めた経験もある。同小委員会は20年10月にグーグル、アマゾン、フェイスブック、アップルのいわゆる「GAFA」を対象にした同法調査報告書をまとめており、カーン氏はこれに携わった。2021年6月には反トラスト法を所管するFTCの委員長に史上最年少で就任した。

FTCは米テクノロジー大手を対象に反トラスト法違反の調査を進めており、アマゾンについても調査中。アマゾンは21年5月、スパイ映画「007」シリーズなどで知られる米映画製作大手メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)を買収すると発表したが、ウォール・ストリート・ジャーナルによると、これもFTCが調査する見通し。

アマゾンは6月30日に提出した25ページに及ぶ嘆願書で、「彼女はこれまで当社に対する批判や、当社が法に違反しているとする主張を繰り返してきた。合理的なオブザーバーなら、彼女がもはやアマゾンの抗弁を先入観を持たずに検討することはできないと判断するだろう」と述べた。

また、アマゾンの広報担当者は、「すべての大企業と同じようにアマゾンも調査されるべきだ。だが、大企業であっても公平な調査を受ける権利はある」と述べた。

続きを読む
JBpress(日本ビジネスプレス)

本記事は、日本ビジネスプレス社のサイト「JBpress(日本ビジネスプレス)」向けに弊社が執筆した記事「アマゾンが米政府に反撃、反対派の急先鋒除外を要求 「当社への反トラスト調査は利害対立ない人物が主導すべき」」の一部です。全文は、JBpress(日本ビジネスプレス)のサイトにてお読みください。

タグ: Amazon.com

最新の記事

  • DEI逆風下の米企業、名称変更で取り組み継続 トランプ政権の圧力受け「多様性」や「公平性」の文言削除(2025年06月22日)
  • トランプ氏のiPhone関税、その意図と背景 アップル揺るがす試練、供給網再編・AI戦略・規制対応(2025年06月18日)
  • 米アマゾンの物流拠点で75万台が稼働! 人型ロボットは労災を食い止められるか?(2025年06月18日)
  • 人型ロボット開発競争、中国が米国に先行 テスラやエヌビディアに危機感か 中国自動車大手は既に導入済み(2025年06月15日)
  • グーグル「AIモード」始動、検索の未来はどう変わるか? 対話型で情報提供、支配力維持へ一手 AI回答エンジンで体験一変? グーグルの勝算と広告収益の行方(2025年06月11日)
  • エヌビディアが台湾にAI戦略拠点とスパコン新設、GPUクラウド市場も創設 米中対立下で供給網強化 次世代コンピューティングの未来図提示、アジア技術の集積地で新たな布石(2025年06月10日)
  • エヌビディア、中国市場で逆風か 当局の環境規制が収益に悪影響及ぼす恐れ 中国IT大手に購入抑制を要請(2025年06月08日)
  • エヌビディア、上海に研究開発拠点を計画 米規制下の中国市場で競争力維持狙う AI半導体大手、輸出規制に対応しつつ現地ニーズ取り込みへ(2025年06月06日)

Copyright © 2025 · 株式会社ニューズフロント