米マイクロソフトは7月初旬、大規模な人員削減とゲーム部門「Xbox」の再編を発表した。従業員の約2.1%に当たる約4800人の削減を進め、Xbox部門の全従業員の2割に及ぶ3200人を削減対象とした。傘下にある複数のゲーム開発スタジオの売却や分離・独立も決めた。
この組織再編劇は、単なる不採算部門の縮小にとどまらないようだ。最優先分野であるAI(人工知能)への資本集中と、組織全体の収益効率の底上げを狙う、巨大テクノロジー企業共通の新たな戦略がうかがえる。
■サブスクの誤算と部材高騰が直撃したゲーム事業
マイクロソフトはこれまで、ゲーム事業の強化に巨額の資金を投じてきた。2023年には、約690億ドル(約11兆円)を投じて「コール・オブ・デューティ」など人気ソフトを手がける米アクティビジョン・ブリザードを買収した。

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