米アマゾン・ドット・コム傘下のクラウド最大手、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)が、AI戦略の「第2幕」を鮮明にしている。
12月上旬に米ラスベガスで開催した年次開発者会議「re:Invent 2025」で同社が打ち出したのは、圧倒的なコスト競争力を持つ自社製半導体と、人の介入なしに長時間稼働する「自律型AIエージェント」の投入だった。
AIモデル開発での出遅れが指摘されてきた同社だが、インフラ(半導体)からアプリケーション(エージェント)までを垂直統合で囲い込む「フルスタック戦略」で、米エヌビディア(NVIDIA)や米マイクロソフトなど競合への対抗姿勢を強めている。
「脱・エヌビディア」への布石 自社チップ「Trainium3」投入
AWSが今回のイベントで最大の目玉としたのが、自社開発のAI学習・推論用半導体「Trainium3(トレーニアム3)」の一般提供開始だ。
同社初の3ナノ(ナノは10億分の1)メートルプロセスを採用したこのチップは、前世代と比較して演算性能を最大4.4倍、電力効率を4倍に高めたという(発表資料)。

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