動画共有サイトYouTube(ユーチューブ)は先ごろ、設立から20年を迎えた。個人が日常を記録した短い動画投稿から始まったサービスは、今や音楽、ニュース、エンターテインメントなどあらゆるコンテンツを網羅する世界的なメディア巨大企業へと進化。2025年には収益で米ウォルト・ディズニーのメディア事業をも上回り、世界最大のメディア企業になる見通しだ。
ユーチューブが独立企業であれば、その企業価値は最大5500億ドル(約80兆円)と試算され、親会社アルファベットの重要事業となっている一方、激しい競争や独占禁止法(反トラスト法)のリスクという大きな課題も抱える。
オンライン動画の新時代築く
ユーチューブの歴史は2005年4月23日、共同創業者のジョード・カリム氏がサンディエゴ動物園で撮影したわずか18秒の動画「Me at the zoo」を投稿したことから始まった。誰もが気軽に動画を共有できるプラットフォームとして誕生したが、翌2006年に16億5000万ドル(当時の為替レートで約2000億円)で米グーグルに買収されると、その様相を一変させる。

本記事は、「Yahoo!ニュース 個人」向けに弊社が執筆した記事「YouTube設立20年、世界席巻:収益トップのメディア企業へ ディズニー超え視野も独禁法リスク」の一部です。全文は、Yahoo!ニュース 個人のサイトにてお読みください。